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熱により活性化される「人工ペニス」(2017.1.10配信)

温めると勃起するペニスインプラントを作製したと、医師らが報告した。「人工ペニス」とも呼ばれるこのインプラントは、ほかに選択肢のない何千人ものがんサバイバーや戦傷者に恩恵を与えることになる可能性があると、研究グループは述べている。

研究著者で米ウィスコンシン大学マディソン校教授のBrian Le氏は、「機能が回復することにより、患者は完全な体を取り戻したと感じることができる」と話す。著者らによると、40~70歳の男性の約40%がある程度の勃起障害を抱えており、そのうち約3分の1はバイアグラなどの薬剤が奏効しない。

この最新のペニスインプラントは、すでに使用されているものを改良したものだと、Le氏は説明している。液体注入式インプラントはすでにあるが、移植に技術を要し、作動させる方法も煩雑である。伸展式デバイスは発展途上国で広く使用されており、手術が簡易で安価だが、ペニスが永続的に勃起した状態となり、組織損傷を引き起こす可能性もあるという。

Le氏らの新しいインプラントは、加熱により活性化されるニチノール(弾性があることで知られる金属)の外骨格を使用した。このニチノールインプラントは泌尿器科医が簡単な手術で挿入することができ、体温では弛緩した状態を保つが、加熱すると膨張する。Le氏らは、ペニスインプラントを発熱させて膨張を促す遠隔制御デバイスの開発に取り組んでいる。

このインプラントは「Urology」1月号で報告された。試験が成功すれば5~10年で市販化できる可能性があると、Le氏は話す。「デバイスの向上により、患者の生活が改善され、手術がより簡単になり、多くの泌尿器科医がこの手術を実施できるようになるとともに、多くの患者がこのデバイスを試してみたいと思うようになることを期待している」と、同氏は述べている。(HealthDay News 2016年12月30日)

https://consumer.healthday.com/infertility-information-22/infertility-news-412/scientists-design-heat-activated-penis-implant-718277.html

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