2HDN糖尿病ニュース1月12日配信1
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2型糖尿病治療の第一選択薬は、依然としてメトホルミン――ACPガイドライン(2017.1.12配信)

米国内科学会(ACP)は、成人の2型糖尿病患者に対する経口血糖降下薬に関するガイドラインを改訂し、血糖コントロール改善を目指した第一選択薬には、従来と変わらずメトホルミンを位置づけたほか、第二選択薬には新薬を含めた複数の薬剤を併用できるとの考えを示した。

今回の改訂は、近年、糖尿病治療薬に関する新しい知見が得られたことや、米国食品医薬品局(FDA)が相次いで新薬を承認したことを受けたもの。なお、米国家庭医学会(AAFP)はこの新しいガイドラインを承認する姿勢をみせている。

「メトホルミンは禁忌でない限り、有効性が高く、有害事象も少なく、薬価も低いことから、最適な治療選択肢である。米国では肥満率の増加とともに糖尿病の発症率と有病率は大幅に増加しており、メトホルミンは減量に関連したベネフィットをもたらすものと考えられる」と、ACP会長のNitin Damle氏は述べている。

ACPは、血糖コントロールのために追加薬を必要とする場合には、スルホニル尿素(SU)薬、チアゾリジン系薬、SGLT-2阻害薬あるいはDPP-4阻害薬の追加投与を検討するよう推奨している。

SU薬にはglyburide(日本国内の一般名はグリベンクラミド)、グリメピリド、グリピジド、トルブタミドがあり、チアゾリジン系薬にはピオグリタゾンやロシグリタゾンが挙げられる。また、SGLT-2阻害薬には、カナグリフロジン、エンパグリフロジン、ダパグリフロジンが、DPP-4阻害薬にはシタグリプチン、リナグリプチンなどがある。

同氏は「メトホルミンに第二選択薬を追加投与することにはベネフィットがある」としつつも、とくに新薬には薬価高によるコスト増加という課題もあることから、「医師と患者は、それぞれの薬剤についてベネフィットと有害事象、そしてコストについて十分に話し合うべきだ」と述べている。

米疾病管理予防センター(CDC)によると、米国では約2900万人の糖尿病患者がいると推定されている。このガイドラインは、「Annals of Internal Medicine」1月3日号に掲載された。(HealthDay News 2017年1月2日)

https://consumer.healthday.com/diabetes-information-10/type-ii-diabetes-news-183/metformin-still-best-as-first-type-2-diabetes-treatment-718262.html

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