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食後高血糖は心血管疾患の発症や全死亡と関連 ――日本人2型糖尿病患者で検証

2型糖尿病患者の食後高血糖は、心血管疾患(CVD)の発症や全死亡と関連することが、朝日生命成人病研究所糖尿病代謝科の高尾淑子氏らの検討でわかった。これらの関連は、HbA1cの平均値とは独立して認められたという。詳細は「Journal of Diabetes Investigation」オンライン版に12月15日掲載された。

同氏らは、実臨床下で、外来受診時の食後高血糖がCVDの発症率や全死亡率に及ぼす影響について検討するため、2型糖尿病患者を対象に後ろ向きのコホート研究を行った。

対象患者は、1995~1996年に初診し、通院回数が4回以上あり、1年間以上通院した2型糖尿病患者のうち、朝食後2時間の血糖値を測定した646例と、彼らのうちでCVDの既往がない618例である。追跡調査は2012年6月まで行い、追跡期間の中央値はCVDコホートでは15.6年、死亡率コホートでは15.9年であった。

その結果、追跡期間中に78例がCVDを発症し、56例の死亡例が確認された。平均HbA1c値、朝食後2時間血糖値の測定回数、年齢、性、古典的リスク因子を調整後の解析で、朝食後2時間の平均血糖値はCVD発症と全死亡の有意なリスク因子であることがわかった。

以上の結果から、同氏らは「2型糖尿病患者では、外来診察時の朝食後2時間血糖値で評価した食後高血糖は、HbA1cの平均値とは独立して、CVDの発症や死亡率と関連することがわかった」と結論づけるとともに、前向きの介入研究によるさらなる検討の必要性を指摘している。(HealthDay News 2017年1月16日)

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