4.1.1
image_print
医療・健康ニュース/ハイライト/

脳内の「ストレスボール」が心疾患リスクの鍵

ストレスのある生活が心臓によくないことは以前から知られているが、その機序の解明につながる研究結果が、米ハーバード大学/マサチューセッツ総合病院(ボストン)のAhmed Tawakol氏らにより示された。ストレスと密接に関係する脳の扁桃体の活動が増大することで、ストレスにより心疾患や脳卒中のオッズが高くなる理由を説明できる可能性があるという。

心疾患や脳卒中のリスク因子として、喫煙、高血圧、糖尿病などのほか、慢性的な精神的ストレスも関わることがわかっている。同氏らはストレスと心臓との関係を明らかにするため、約4年間にわたり約300人の健康を追跡した。その期間中に、22人が心疾患、狭心症(胸の痛み)、心不全、脳卒中または末梢動脈疾患(脚部の血行不良)と診断された。

PETとCTを用いて検査したところ、脳の扁桃体の活動レベルが上昇した人では心疾患および脳卒中のリスクが高く、この活動レベルが低い人よりも早期に心臓障害が発現したことが判明した。

Tawakol氏は、「今回の結果から、ストレス軽減には精神的な幸福感を向上させる以上の便益がある可能性が示唆された。将来的には、慢性的ストレスは心血管疾患の重要なリスク因子として治療されるようになるかもしれない」と述べている。

研究論文は「The Lancet」オンライン版に1月11日掲載された。(HealthDay News 2017年1月11日)

https://consumer.healthday.com/mental-health-information-25/anxiety-news-33/stress-ball-in-your-brain-may-be-key-to-heart-risks-718573.html

Copyright (c) 2017 HealthDay. All rights reserved.

RELATED ARTICLES