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80歳以降の高血圧は認知機能を保護する可能性

超高齢での高血圧の発症は、認知症に対していくらかの予防効果をもつ可能性があることが、米カリフォルニア大学アーバイン校神経学・疫学教授のMaria Corrada氏らの研究で示唆され、研究報告が「Alzheimer’s & Dementia」オンライン版に1月16日掲載された。

中年期の高血圧は晩年の認知症リスクや、心臓発作・脳卒中のリスクを高めるが、80代または90代で発症すると90代での認知機能低下リスクが低減することが判明した。

今回の研究では、90歳以上の対象者559人を3年近く追跡調査した。研究開始時、対象者に認知症は認めなかった。血圧の推移を確認し、6カ月ごとに認知症について評価したところ、追跡調査中に40%が認知症を発症した。

高血圧(収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上)を80歳以降に発症した人は、90代で認知症を発症する可能性が正常血圧の人に比べて42%低かった。また、90歳以降に高血圧を発症した人は、認知症を発症する可能性が高血圧を認めなかった人よりも63%低かった。この関連性は、患者が降圧薬を服用していても変わらなかった。

Corrada氏は、「超高齢での高血圧はメンタルヘルスに有害でない。今回の研究は高血圧と認知症リスク低下の因果関係は証明していないが、年齢が問題であることは明らかだ。認知機能の低下リスクは経時的に変化することを理解することが重要である」と話している。(HealthDay News 2017年1月17日)

https://consumer.healthday.com/senior-citizen-information-31/dementia-news-738/high-blood-pressure-may-not-be-all-bad-in-the-elderly-study-718735.html

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