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スタチンの代替サプリ「紅麹」の健康リスク

紅麹(ベニコウジ、red yeast rice)という天然のコレステロール低下サプリメントには、スタチン系薬剤と同様の健康リスクがあり、筋損傷または肝臓障害のリスクを高める可能性があることが、イタリア、ローマ・ラ・サピエンツァ大学のGabriela Mazzanti氏らの研究でわかった。

これは、ベニコウジの成分の1つ、モナコリンKがスタチン系薬剤であるロバスタチンと同じ化学構造をもつためだという。米国食品医薬品局(FDA)は、モナコリンKを微量以上含むベニコウジ製品について、栄養補助食品ではなく未承認新薬であるとみなしている。しかし、既に何十種類もの製品が市場に出回っており、米国立補完統合衛生センター(NCCIH)による2011年の製品調査では、かなりの量のモナコリンKが含まれることが判明している。

Mazzanti氏らは、2002年4月~2015年9月の自然健康製品に関して収集したイタリア政府のデータを精査した。その結果、19人が筋肉痛を報告し、その一部では筋組織が損傷したときに放出される酵素であるクレアチン・ホスホキナーゼの値が上昇していた。重篤であった14人のうち13人が入院を要した。10人に肝障害、12人に胃のむかつき、吐気、嘔吐、下痢などの胃腸反応がみられた。筋肉痛と肝臓障害はスタチン系薬剤の一般的な副作用である。

同氏らは、「この結果から、ベニコウジと合成スタチンの安全性プロファイルはよく似ているという仮説が示された」と結論している。本研究は「British Journal of Clinical Pharmacology」1月19日号に掲載された。(HealthDay News 2017年1月24日)

https://consumer.healthday.com/vitamins-and-nutrition-information-27/high-cholesterol-health-news-359/red-yeast-rice-statin-alternative-not-harmless-either-study-says-718872.html

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