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身長に関連する新しい遺伝子変異を発見

身長に大きな影響を及ぼす可能性がある新たな遺伝子変異が、英ロンドン大学クイーン・メアリー校のPanos Deloukas氏らの研究でみつかった。研究結果は、「Nature」に2月1日オンライン掲載された。

Deloukas氏は、「今回発見された新しい遺伝子変異はまれだがヒトの身長に大きな影響を及ぼすものであり、ヒトの骨格の成長に新しい重要な洞察をもたらす。同定された遺伝子は成長障害の発症リスク予測に有用となるだろう」と述べている。

研究では、世界の70万人超のDNAを分析。新たに同定された83個の遺伝子変異は、身長に最大2cmの差をもたらす可能性があることがわかった。これまでにも身長に1mm未満の影響を及ぼす数百の遺伝子変異が特定されているが、今回みつかった遺伝子変異は、平均で従来わかっていた変異の10倍以上の影響をもたらすという。

共著者の1人は、「この発見で、ヒトの身長に影響する遺伝要因の4分の1以上に説明がつく可能性がある」と話す。ヒトの身長はほとんどが遺伝で決まることがわかっているが、成長の過程についてはあまり解明されていない。身長50cm程度の乳児がどうやって完全に均整のとれた成人に成長するのか、どうして一部の人では他の人よりも身長が数十cmも高くなるのか―これは、生物学の魅惑的だがあまり解明されていない側面だという。

Deloukas氏らは、いつの日かこの知見を用いて成長障害に対する個別化医療を開発できる希望があるとしている。(HealthDay News 2017年2月1日)

https://consumer.healthday.com/health-technology-information-18/genetics-news-334/gene-discoveries-offer-new-height-insights-719211.html

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