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最貧困家庭では10代の子どもが空腹を我慢する

米国の極貧家庭では、10代の若者が年下の子どもよりも空腹でいることが、米ジョンズ・ホプキンス大学クリガー人文科学部経済学教授のRobert Moffitt氏らの研究でわかり、全米経済研究所(NBER)の調査結果報告書に掲載された。

親は子どもに食べさせるため、まず自分たちが我慢するが、それでも全員に十分な食事がない場合は、10代の子どもよりも幼い子どもが優先されることが判明した。Moffitt氏らは、1999~2005年に複数回調査したボストン、シカゴ、サンアントニオの家庭約1,500世帯のデータを分析した。

 

これらの家庭の月当たりの平均収入は約1,558ドル(約18万円)。ほとんどの家庭は失業して政府の支援を受けている片親家庭で、大多数が少数民族だった。10代の子どもは年下のきょうだいの2倍、空腹であった。11歳以下の子どもの約6%は十分に食べておらず、12~18歳の12%はいつも空腹だった。特に年長の子どもでは、男児の14%、女児の10%が十分に食べていなかった。

 

空腹レベルの違いは、常に一緒に食卓につく家庭ではあまり顕著でなかった。食物不足は失業や疾患など短期的な経済的負担によって生じ、両親が金銭を得るか再就職すればすぐに、どの子どもにも同等に食べさせていた。

 

Moffitt氏は、「本当に貧しいと、親は最初に自分を犠牲にしようとするが、選択を迫られれば10代の若者に我慢させる。これは多くの低収入家庭にみられる現象で、現在さらに増えている可能性がある」という。(HealthDay News 2017年2月15日)

 

https://consumer.healthday.com/public-health-information-30/economic-status-health-news-224/teens-may-go-hungry-as-poorest-families-struggle-to-feed-kids-719620.html

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