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ジカウイルス感染でマウスの精巣が萎縮

ジカウイルスは精液を介して性行為で感染しうるが、それが起きる理由と、どのように男性の受精能にダメージを与えるのかを解明するマウス研究の結果が報告された。米イェール大学医学部(コネチカット州ニューヘイブン)のRyuta Uraki氏らの研究で、「Science Advances」2月22日号に掲載された。

ジカウイルスは、男性ホルモンであるテストステロンを生成する精巣のライディッヒ細胞を標的としてマウスの精巣を攻撃し、最終的に精巣を萎縮させることがわかったという。

ジカウイルスは通常、蚊を媒介して感染するが、男性の精液を介しても感染することがわかり、米国疾病管理予防センター(CDC)では、男性感染者は感染後6カ月以上は性交渉をもたないよう助言している。

今回の研究では、このウイルスが精巣内で複製されるという仮説を検証するため、雄のマウスをジカウイルスに感染させ、さまざまな細胞内のウイルスの存在をモニターした結果、ウイルスは血液から消失した後もライディッヒ細胞内では複製し続け、精巣上体にも高レベルのジカウイルス遺伝物質が認められた。21日後、感染したマウスの精巣は感染していない対照マウスに比べて有意に小さく、進行性の精巣萎縮が認められた。

Uraki氏らは、「ジカウイルスは精巣内で複製され、そのために炎症が生じ、テストステロン値が低下することがわかった。精巣萎縮は、精子細胞などの精巣内の細胞がジカウイルス感染後に死ぬことを示しており、マウスの受精能低下につながる。動物試験の結果がヒトにあてはまるとは限らないが、ジカウイルスがヒトの男性でも同じ作用を示す可能性はある」と話している。(HealthDay News 2017年2月22日)

https://consumer.healthday.com/diseases-and-conditions-information-37/zika-1007/zika-infection-shrinks-testicles-in-mice-719967.html

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