1-2 HDN3月6日「ヘルスハイライト」No.1
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1日1個のリンゴがCOPDを遠ざける?

果物と野菜をたくさん食べる人は、現在あるいは過去に喫煙していても、慢性肺疾患にならずに済む可能性があるという研究結果が、「Thorax」オンライン版に2月22日掲載された。特に、リンゴ、ナシ、緑の葉物野菜などが、慢性閉塞性肺疾患(COPD)を予防するようだという。

今回の研究では、平均約13年間にわたり、45~79歳のスウェーデン人男性4万4,000人を追跡した。対象者は、食生活、喫煙、その他の行動に関する質問票に回答した。約3分の2の対象者は喫煙したことがあり、4分の1は現喫煙者であった。4割の対象者は喫煙したことがないと回答した。追跡期間中に1,900人以上がCOPDを新たに発症した。

解析の結果、喫煙歴にかかわらず、特定の果物や野菜を1日5皿以上食べていた人では、2皿のみの人に比べてCOPDの発症リスクが35%低かった。食べる量が1皿増えるごとに、元喫煙者ではCOPDリスクが4%、現喫煙者では8%低下した。

この研究は、食事でCOPDを予防できると証明するものではない。しかし、研究を実施したワルシャワ生命科学大学(ポーランド)のJoanna Kaluza氏は、「肺の健康に対する食生活の潜在的な影響を考慮し、特に喫煙を止められない喫煙者には、果物や野菜の適切な摂取を奨励すべきだ」と主張。一部の果物や野菜に含まれる抗酸化物質が、COPD発症の中心的機序となる組織のストレスや炎症を軽減するために重要な働きをもつ可能性があると推論している。

なお、全ての果物や野菜に予防効果があるわけではなく、バナナ、ベリー類、柑橘類、トマト、タマネギ、ニンニク、エンドウマメにはリスクを低減する効果はなかったようだという。(HealthDay News 2017年2月23日)

https://consumer.healthday.com/diseases-and-conditions-information-37/copd-966/can-an-apple-a-day-keep-copd-away-719932.html

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