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殺虫剤のピレスロイドが子どもの行動障害に関連か

殺虫剤のピレスロイドに曝露した小児では行動障害リスクが高くなることが、フランス、レンヌ大学病院のJean-Francois Viel氏らの研究でわかった。ピレスロイドは、農薬や一部の防蚊剤、頭シラミ・ダニ・ノミの駆除剤などに広く使用されている。

ピレスロイドは他の殺虫剤と同様に、神経を障害する働きをもつため、近年、小児への影響が懸念されるようになっている。今回の研究は因果関係を証明したものではないが、重大な問題を提起する可能性がある。

今回の研究では、数百人の母親とその子どもを対象として、妊娠中および子どもが6歳のときの尿中のピレスロイド代謝産物の濃度を調べることにより、ピレスロイド曝露量を測定。さらに、6歳時の子どもの行動を評価した。

その結果、ピレスロイドと行動障害との間に関連が認められた。特に、妊娠中の母親においてピレスロイドに関連する特定の化学物質の尿中濃度が高い場合、小児の内在化問題行動(たとえば、相談して助けを求めることができないなど)のリスクが高かった。子どもにおけるそれらの化学物質の尿中濃度は、外在化問題行動(反抗的・破壊的な行動)のリスク上昇に関連していた。しかし一方で、ピレスロイドに関連する別の化学物質は、外在化問題行動のリスク低下に関連していた。

全体的にみると、ピレスロイド代謝産物の尿中濃度が最も高かった小児では、異常行動がみられる可能性が約3倍高かった。Viel氏らは、「ピレスロイドは脳内の神経シグナル伝達に影響し、行動障害の誘因となりうる。今回の研究は、環境中からのピレスロイド曝露を避けることが子どもの行動障害に関連する可能性があることを示唆している」と話している。

研究は、「Occupational & Environmental Medicine」オンライン版に3月1日掲載された。(HealthDay News 2017年3月2日)

https://consumer.healthday.com/environmental-health-information-12/pesticide-health-news-772/could-common-insecticides-be-tied-to-behavior-issues-in-kids-720155.html

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