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「難治性」高血圧患者で薬を処方通り飲んでいる人は2割

高血圧で治療を受けているにもかかわらずコントロールが難しいとされる患者のうち、必要な薬剤をすべて飲んでいる人は20%にとどまることが、オランダの研究で明らかにされた。さらに、20%は降圧薬を全く飲んでいなかったと、研究著者でユトレヒト大学医療センター教授のPeter Blankestijn氏は、米国心臓協会(AHA)のニュースリリースのなかで述べている。

結果として、患者は単に医師の指示に従っていれば対処できたはずの症状で、さらに治療を受けていることが、今回の知見から示された。「治療抵抗性高血圧(3種類以上の薬剤を使用しても血圧が高い状態)だと誤解された患者は、最後には専門医の診察を受け、必要以上の検査を受けることになる。われわれには治療が難しい理由がわからないためである」と、Blankestijn氏は説明する。

今回の研究の目的は、治療抵抗性高血圧の患者が医師の処方に従っているかどうかを明らかにすることではなく、脳と腎臓の間の神経を電波または超音波によって破壊する治療法が、治療抵抗性高血圧に有益かどうかを検討することであった。被験者を、治療群(95人)または薬物療法のみを続ける対照群(44人)のいずれかに無作為に割り付けて検討した結果、この治療法には通常の治療を上回る便益はないとの結論に達した。しかし、重要なことは医師の指示に従うことだと、研究著者らは強調する。

Blankestijn氏は、「他の治療法の価値を評価するうえで、服薬遵守率が大きな影響を及ぼすため、研究者は遵守率を評価し、向上させるための対策を取る必要がある」と説明し、患者が何らかの理由で薬を服用したくない場合は医師に伝える必要があると付け加えている。「必要であれば、錠剤の種類や用量の変更について医師と話し合うこともできる。有効な降圧薬は多数あり、大部分の患者は治療が奏効する」と、同氏は話す。

高血圧になると心筋梗塞、脳卒中などの健康問題のリスクが高まる。今回の研究はオランダで実施されたものだが、その結果は米国の患者にも適用できる可能性が高いと、研究グループは述べている。

この研究は「Hypertension」オンライン版に3月8日掲載された。(HealthDay News 2017年3月6日)

https://consumer.healthday.com/cardiovascular-health-information-20/high-blood-pressure-health-news-358/many-people-don-t-take-their-high-blood-pressure-meds-study-720322.html

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