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リストバンド型活動量計は心拍数の測定に適さない場合も

「Fitbit」などのリストバンド型デバイスでは心拍数も測定できるとされているが、特定の運動時には精度が低下する可能性のあることが、新たな研究で示唆された。

研究著者である米クリーブランド・クリニックのMarc Gillinov氏は、「マラソンをする人や、心疾患のために医師から心拍数の上限を定められている人など、運動時の心拍数を正確に測定する必要がある場合、リストバンド型の精度は従来のチェストベルト型に劣っている」と話す。

リストバンド型デバイスを4誘導心電図(EKG)およびチェストベルト型心拍計(EKGと同様に心臓の電気活動を測定する)と比較した結果、リストバンド型では、運動の種類によっては1分あたりの心拍数に最大34拍の誤差がみられた。実際の心拍数より多いこともあれば少ないこともあったと、Gillinov氏は言う。

今回の研究では、平均年齢38歳のボランティア50人を対象に、よく使用される4種類のリストバンド型活動量計(Apple Watch、Fitbit Blaze、Garmin Forerunner 235、TomTom Spark Cardio)を試験した。安静時のほか、トレッドミル、エアロバイク、クロストレーナーを用いた軽度、中等度、高強度の運動を18分間行った後に心拍数を測定した。

その結果、チェストベルト型の数値はEKGとほぼ同じであったのに対し、リストバンド型ではエアロバイクとクロストレーナーの使用時に相当の誤差がみられることがわかった。

Fitbitの製造元はこの知見に対し、「Fitbitは医療機器としての使用を意図したものではない。簡単に快適に日常生活に取り入れることができ、数日は充電なしで持続的に心拍数を測定できることが特徴である」と反論している。同社の社内試験では、ボランティア60人を対象にさまざまな運動時の心拍数を測定した結果、平均誤差は6%未満であったと、同社は付け加えている。

今回検討した製品のなかではApple Watchが最も精度が高く、顕著な誤差がみられたのはクロストレーナーをアームレバーを伴って使用した場合のみであった。製品により差はあるが、全体としてはトレッドミルで軽度の運動をするときが最も誤差が少なく、クロストレーナーを用いた激しい運動では最も精度が低かったと、Gillinov氏は述べている。

この研究は米ワシントンD.C.で3月17~19日に開催される米国心臓病学会(ACC)年次集会で発表される。学会発表された知見は、査読を受けて医学誌に掲載されるまでは一般に予備的なものとみなされる。(HealthDay News 2017年3月8日)

https://consumer.healthday.com/fitness-information-14/misc-health-news-265/fitbits-other-trackers-may-be-unfit-to-measure-heart-rate-720442.html

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