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骨粗鬆症による骨折は男性のほうが致命的

骨粗鬆症に関連する骨折後の死亡率は、男性のほうが女性よりも高いことがわかった。米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)助教授で整形外科医のAlan Zhang氏らの報告。

米国では、骨粗鬆症の患者は4400万人を超え、この疾患により年間約200万件の骨折が生じている。今回の研究によると、骨粗鬆症に関連した初回の「脆弱性骨折」が起きる可能性は女性のほうが高かったが、その後に脆弱性骨折が再び生じる可能性は男性でも同程度であり、死亡リスクは男性のほうが高かったという。

Zhang氏らの研究では、骨粗鬆症を有し、2005~2009年に骨折を生じた65歳以上の米国患者100万人超のデータを分析した。対象者の87%は女性であった。骨折から1年後の死亡率は、男性で約19%、女性で13%であった。死亡率には性差がみられたが、足関節骨折のみは例外で、男女ともに8%強であった。

女性では、初回の骨折が起こる可能性は男性の5倍であったものの、その骨折後3年以内にさらなる骨折を生じるリスクはやや低かった。初回の骨折で手術を要した男性は、3年以内にさらなる骨折を生じる可能性が高かった。脊椎圧迫骨折の場合のみ、続発する骨折のリスクは男女で同程度であった。

Zhang氏は、「本研究により、骨粗鬆症に関連する脆弱性骨折リスクには、患者の性別が影響する可能性があることが示された」と話している。この研究結果は、米サンディエゴで3月14~17日に開催された米国整形外科学会(AAOS)年次集会で発表された。なお、学会発表された研究は、査読を受けて医学誌に掲載されるまでは予備的なものとみなす必要がある。(HealthDay News 2017年3月15日)

https://consumer.healthday.com/bone-and-joint-information-4/osteoporosis-news-514/osteoporosis-fractures-may-be-deadlier-for-men-720665.html

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