2HDN糖尿病ニュース3月30日配信2
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重症低血糖はたった1度でも2型糖尿病患者の死亡リスクを高める

2型糖尿病患者では、重症低血糖を1度でも起こすと死亡や心血管疾患のリスクが高まる可能性が、新しい研究で示された。

研究を行った米ジョンズ・ホプキンズ大学ブルームバーグ公衆衛生大学院(ボルティモア)のAlexandra Lee氏らは、「これまでは低血糖を治療して患者が回復すればそれで済むものと考えられてきた。しかし、今回の知見により、救急搬送を要するほどの重症な低血糖の既往は、その後の患者の健康に長期にわたって影響を及ぼしている可能性が示された」と述べている。

この研究は、2型糖尿病患者1,198人を対象としたもの。対象患者の年齢は45~64歳で、糖尿病の罹患期間は平均で15年であった。対象患者のうち約200人が低血糖で救急外来に搬送された既往をもち、そのうちの3分の1が低血糖の発症から3年以内に死亡していた。

解析の結果、研究期間中に重症低血糖の既往をもつ患者では、既往をもたない患者に比べて心疾患、脳卒中、死亡のリスクが2倍に上ることがわかった。

「この結果は、意識障害などを伴う重症低血糖で救急外来を受診した経験をもつ患者に対して、医療従事者はもっと注意を払うべきであることを示唆している」と、同氏らは述べている。

ただし、同氏らは、重症低血糖の既往をもつ患者がもともと死亡や心血管イベントのリスクが高かった可能性があること、また、低血糖の既往が実際にこれらのリスクを高めるとの確証を得たわけでないことを付け加えている。

研究指導著者である同大学院のElizabeth Selvin氏は、「糖尿病患者にとって低血糖発作は死亡や心血管疾患のリスク因子であることは明らかである。薬物治療などによる積極的な血糖コントロールが推奨されているが、低血糖を起こさないよう注意することが大切だ」と強調している。

今回の知見は、米ポートランドで3月7~10日に開かれたAHA Epidemiology and Prevention/Lifestyle and Cardiometabolic Health 2017会議で報告された。なお、学会で発表された知見は査読を受けた専門誌に掲載されるまでは予備的なものとみなされる。(HealthDay News 2017年3月10日)

https://consumer.healthday.com/diabetes-information-10/type-ii-diabetes-news-183/severe-low-blood-sugar-episode-may-up-death-risk-in-those-with-type-2-diabetes-720488.html

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