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エナジードリンクとアルコールを混ぜると危険

カフェイン入りエナジードリンクとアルコールを同時に摂取すると外傷リスクが上昇することが、ビクトリア大学(カナダ、ブリティッシュコロンビア)大学院生のAudra Roemer氏らの研究でわかった。これらを混ぜて飲むと、単独で飲んだ場合に比べて意図的、偶発的にかかわらず外傷リスクが数倍に高まるという。

ウォッカをレッドブルやモンスター・エナジーなどのエナジードリンクで割る飲み方は、10年以上前から欧米の若者の間で流行している。一方で、米国では2007~2011年にかけてエナジードリンクに関連する救急受診が倍増しており、その15%にはアルコールとの同時摂取が関与しているという。

同氏らは、カフェイン入りアルコール飲料の摂取と外傷、危険運転および自動車事故、自殺念慮との関係を検討した13件の研究結果を分析した。対象者の背景は米国やカナダの大学生や高校生などさまざまで、検討方法にもばらつきがみられた。

その結果、13件中10件の研究では、アルコールを単独で摂取した場合に比べて、エナジードリンクを同時に摂取すると外傷の発生率が高まると報告していた。ただし、外傷の発生頻度は不明であり、これらの同時摂取が原因だと証明されたわけではなく、その他の要因が影響している可能性もあるという。一方で、関連性が認められなかった3件の研究のうち1件では、逆に、アルコールを単独で摂取した人のほうが同時に摂取した人よりも外傷リスクが高いことが示されていた。

Roemer氏は、「カフェイン入りエナジードリンクとアルコールを混ぜて飲むと外傷リスクが高まる理由として、カフェインの興奮作用がアルコールによる鎮静作用を打ち消し、酔いを感じにくくなることが挙げられる。しかし、実際にはアルコールの身体への作用が弱まるわけではないため、どのくらい酔っているのかを正確に認識しにくくなる」と話す。また、これらを同時に摂取した人は危険を冒して刺激を求めるようになる傾向もみられ、これも外傷リスクを上昇する要因の1つかもしれないという。

本研究は「Journal of Studies on Alcohol and Drugs」3月号に掲載された。(HealthDay News 2017年3月21日)

https://consumer.healthday.com/general-health-information-16/misc-alcohol-news-13/do-energy-drinks-plus-booze-61-more-injuries-720798.html

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