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マラソンのタイムが早期から低下する人の特徴

どんなマラソンランナーでも年をとれば、いつの日かタイムは落ちはじめるものである。しかし、その時期や程度はタイムや性別により異なる可能性があることが、米ジョージア州立大学呼吸療法学部准教授のGerald Zavorsky氏らの研究でわかった。

米国の3大マラソン大会(ボストン、シカゴ、ニューヨーク市)の2001~2016年のデータを統計学的に解析した結果、マラソンの成績は35歳ごろから下がりはじめることが判明したという。トップランナーの場合、男性では35歳から1年ごとに約2分タイムが低下し、女性では35歳から1年ごとに約2分30秒タイムが低下していた。25~34歳のランナーが最速であり、最も速いのは男性では28.3歳、女性では30.8歳のときであった。

ただし、「平均的な」タイムの人では、もっと後年になるまで加齢による成績への大きな影響は認められなかった。各年齢層の真ん中で走る平均的なランナーでは、成績低下は男女ともに50歳から始まり、1年ごとに約2分45秒タイムが低下するという。Zavorsky氏らは、平均的なランナーの成績低下が後年に生じるのは、ランニングを後年に始める人が多いためだと考えている。

なお、35~74歳でのタイム低下速度はだいたい一定であり、年齢層別にみると、女性の勝者のタイム低下速度は男性の勝者よりも1年につき27秒大きかった。

「生理学的にはおそらく25~34歳がピークだが、高齢者でも訓練して個人の目標を達成することにより、血圧値やコレステロール値の低下、心理的な健康など、運動によるベネフィットを得ることができる」と、同氏は話している。本研究は、「PLOS ONE」オンライン版に2月10日掲載された。(HealthDay News 2017年3月30日)

https://consumer.healthday.com/fitness-information-14/jogging-and-running-health-news-261/elite-runners-women-the-first-marathoners-to-lose-to-father-time-720286.html

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