4.1.1
image_print
医療・健康ニュース/ハイライト/

シルクの服はアトピー性皮膚炎のかゆみを抑えない

シルクの服は肌触りがよいため、皮膚への刺激も少ないだろうと思われがちだが、アトピー性皮膚炎の小児にはほとんど有益な効果をもたらさないことが、新たな研究で報告された。

アトピー性皮膚炎に伴う発疹やかゆみなどの皮膚症状は、着用する服の素材によって悪化したり落ち着いたりすると考えている人もいる。そのため、一部の親は毛(ウール)の服を避け、綿(コットン)や絹(シルク)など織り目の細かい布地の服だけを子どもに着せるようにしている。

今回の研究は、英国における中等度~重度のアトピー性皮膚炎の小児300人(平均年齢1~15歳)を対象として、普段着ている服またはシルクの服のいずれかを身に着ける群に1対1の割合で無作為に割り付けた。研究期間中、全ての被験者には皮膚症状に対する標準治療を実施した。その結果、6カ月後のアトピー性皮膚炎の重症度、医薬品の使用量、生活の質(QOL)に2群間で差はみられなかった。

研究を実施した英ノッティンガム大学のKim Thomas氏らは、「本試験の結果、中等度~重度のアトピー性皮膚炎を持つ小児がシルクの服を着用しても、標準治療を超える臨床的・経済的なベネフィットを得られる可能性は低いことが示唆された」と述べている。

研究は、「PLOS Medicine」に4月11日オンライン掲載された。(HealthDay News 2017年4月11日)

https://consumer.healthday.com/diseases-and-conditions-information-37/eczema-news-618/silk-clothes-won-t-soothe-eczema-s-itch-721311.html

Copyright (c) 2017 HealthDay. All rights reserved.

RELATED ARTICLES