Beautiful young female patient is having a medical attendance at the optometrist.
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周辺視野には大きな個人差があると判明

視野の中心にない物体を見る能力、すなわち周辺視野にある物体を見つける能力には著しい個人差があることが、英ロンドン大学(UCL)のJohn Greenwood氏らの研究で分かった。

例えば、左側にある物を見つけるのが得意な人もいれば、右側にある物の方がよく見えるという人もいたという。Greenwood氏は、「全ての人は独自の感受性パターンを持っており、見えにくい領域とよく見える領域がある」と述べている。

今回の小規模研究では、数年間にわたって対象者12人にさまざまな知覚テストを実施した。このテストでは、スクリーンの中心点に眼の焦点を合わせたままで、視野のさまざまな場所に時計の画像を表示した。時計は1つのみの場合と、側にさらに2つの時計が表示される(混雑している)場合があった。

その結果、個人差はあるものの、目標が眼の高さから上下に離れており、混雑している環境では、時計を見つけることが困難であった。他の時計が近くに表示されるほど、中心にある時計を読み取ることは難しくなった。この現象は「視覚的混雑(visual crowding)」として知られる。

こうした周辺視野のパターンは、捜し物を見つける能力などにも影響するとGreenwood氏は指摘し、「例えばテーブル上に鍵が置いてあって、それが眼の焦点よりも左にある場合、その横に本や書類まで置いてあると、鍵を発見できなくなる人もいる。しかし、左側の視野が強い人であれば、鍵が本のすぐ隣にあっても見つけられるだろう」と話している。

周辺視野の違いを理解しておくことは、運転時に特に役立つという。車高の高い車を運転すると、低い車に比べて歩行者や自転車に気付きにくい。都市部のように視覚的な混雑があるとさらに困難になる。また、車の近くにいる人でも周辺視野に個人差があることを知っておく必要があると、Greenwood氏は述べている。

本研究は「Proceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)」オンライン版に4月10日掲載された。(HealthDay News 2017年4月13日)

https://consumer.healthday.com/eye-care-information-13/eye-and-vision-problem-news-295/peripheral-vision-varies-from-person-to-person-721491.html

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