mannequins inside a fashion house
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女性用マネキンは「拒食症」レベル?

店頭で女性服をまとっているマネキンは、「摂食障害でも問題ない」というメッセージを送っている可能性があると、新たな研究で示唆された。

今回の調査では、英国で全国展開しているファッション小売業者に置かれているマネキンの身体サイズを測定した。その結果、女性用マネキンの平均サイズは「人間であれば極めて低体重」に相当し、全てのマネキンが低体重であることが判明した。男性用マネキンでは、低体重のものは8%に過ぎなかった。

本研究では、「女性用ファッションを宣伝するために用いられるマネキンの身体サイズは非現実的であり、人間なら医学的に不健康とみなされるものである」と結論された。マネキンの体型を極端に痩せ衰えていないものに変えていくことは、拒食症や過食症といった摂食障害の問題を解決するわけではないが、前向きな新しい一歩になる可能性があるという。

研究を率いた英リバプール大学のEric Robinson氏は、「極端に痩せている体型に価値があると強調する場面を減らすよう、環境を変える必要がある。過度に痩せている女性の身体を見本として呈示すると、実現しがたい体型が理想だと思い込みやすくなるため、この種の思い込みを阻止する方策を社会的に講じるべきだ。若者におけるボディイメージ障害や摂食障害の比率は懸念すべき高さであり、マネキンの寸法の変更は、子どもや思春期の若者、若い女性に特に有益であるだろう」と述べている。

米国神経性無食欲症・関連障害協会(ANAD)によれば、米国では3000万人に何らかの摂食障害があると考えられる。精神疾患の中で摂食障害は死亡リスクが最も高いという。

研究結果は「Journal of Eating Disorders」に5月2日オンライン掲載された。(HealthDay News 2017 年5月8日)

https://consumer.healthday.com/mental-health-information-25/anorexia-news-28/that-store-mannequin-may-be-anorexic-722314.html

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