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自転車は性機能に影響しないとの研究結果

自転車競技をする人が経験する鼠径部の痛みやしびれは、性機能や泌尿器の健康に有害でないことを示した2件の研究が、米ボストンで5月12~16日に開催された米国泌尿器科学会(AUA)年次学術集会で発表された。

AUAのスポークスマンで、米南イリノイ大学医学部泌尿器科のKevin McVary氏は、「自転車競技と泌尿器疾患や性機能障害に確かな関連はないと知っておくことが重要だ。自転車に乗ると、男女ともに心血管運動による恩恵を得られ、泌尿器への副作用の心配はない」と話す。

過去の研究で鼠径部の痛みが男性では勃起不全(ED)につながり、女性では性の健康を損なう可能性が示唆されている。この問題を調べるため、世界中のスポーツクラブの男性約4,000人を対象とした調査が実施された。対象者のうち63%は自転車競技の愛好者で、水泳やランニングはしていなかった。37%は自転車に乗らず、水泳またはランニングを愛好していた。

身体活動、性の健康、前立腺症状について質問した結果、自転車群の性機能障害および泌尿器症状は水泳・ランニング群に比べて悪くなかったが、使用するサドルの種類にかかわらず、会陰のしびれがある可能性が高かった。しかし、自転車群の性の健康スコアの平均値は他の群よりも高いことも分かった。そのため本研究では、自転車が心臓にもたらす恩恵は泌尿器リスクを上回っていると結論づけられた。

一方、女性アスリート約2,700人を対象とした別の研究では、自転車競技は女性の性または泌尿器の健康に著しい影響を及ぼさないことが分かった。対象者が記入した質問票によると、女性の自転車愛好者の性機能スコアは高く、泌尿器症状は他の競技をする女性と同程度であった。ただし、尿路感染症のリスクは高かった。また、高強度のサイクリング(2年以上、週3回以上、1日に平均25マイル以上)を行う女性では、会陰のしびれおよび殿部の痛みが発生する可能性も高かった。

なお、学会発表された研究結果は通常、査読を受けて医学誌に掲載されるまでは予備的なものとみなされる。(HealthDay News 2017年5月15日)

https://consumer.healthday.com/fitness-information-14/cycling-health-news-245/bike-fanatics-shouldn-t-worry-about-effects-on-sexual-health-722488.html

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