1-2 HDN5月29日「ヘルスハイライト」No.2
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健康研究に対する企業の関与に消費者は懐疑的 ―米調査

消費者は企業が関わっている健康研究の結果を信用しない傾向があることが、米ミシガン州立大学コミュニケーション学科准教授のJohn Besley氏らの研究で分かった。健康リスクに関連する研究は、企業と共同で実施された場合、正当な研究とみなされにくいという。

今回の研究では、成人の米国居住者を対象に、遺伝子組み換え食品とトランス脂肪に関する15種類の共同研究のシナリオを評価してもらった。各シナリオでは、大学の研究者、政府機関、非政府機関、大手の食品会社がさまざまな組み合わせで参加していた。

その結果、食品会社がパートナーに含まれている場合、被験者は研究に対してはるかに強い疑いを持った。被験者の77%は、企業が関与していることを心配し、その研究で質の良い結果が得られるのか疑問を持った。食品会社が関与していない場合、疑いを抱いた被験者は28%であった。

Besley氏は、「研究者は研究資金を得ることに多くの時間を費やしている。政府による資金援助が減り、助成金の競争が激しくなると、多くの研究者が他の資金源を探さざるを得ない」と述べ、「理想としては、質の高い研究が協力者のみを理由として否定されることのないよう、何らかの方法が見つけられることが望ましい。しかし現状では、企業の協力を得て研究する場合、そのつながりが研究の質に影響しないということを他者に納得させるのは大変なようだ」と述べている。

この結果は「PLoS One」オンライン版に4月20日掲載された。(HealthDay News 2017年5月22日)

https://consumer.healthday.com/health-technology-information-18/research-and-development-health-news-578/americans-skeptical-of-corporate-backed-health-research-722513.html

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