2型糖尿病を合併する心臓病患者は有酸素運動に加えてヨガも行うと、どちらか一方しか行わなかった場合と比べて血圧や脂質、BMIといった心臓病のリスク因子が大きく改善することがインドの研究で明らかにされた。研究の詳細は第5回首長国心臓病学会(10月19~21日、ドバイ、米国心臓病学会中東会議2017と同時開催)で発表された。研究を行ったHG SMS(Hridaya Ganesha Sunil Memorial Superspeciality)病院のSonal Tanwar氏とNaresh Sen氏は「インド式のヨガと有酸素運動を組み合わせると、精神的ストレスのほか、身体的ストレスや血管にかかる負荷も軽減し、心血管疾患による死亡率や罹患率の低下につながると考えられる」と述べている。.この研究は、750人の2型糖尿病と肥満がある冠動脈疾患患者を対象としたもの。参加者を、有酸素運動を行う群(225人)とヨガを行う群(240人)、これらを組み合わせて行う群(285人)に割り付けて6カ月間継続してもらった。.その結果、有酸素運動またはヨガのどちらか一方を行った群では血圧や総コレステロール、中性脂肪(トリグリセライド)、LDL(悪玉)コレステロールのほか、体重とウエスト周囲長がいずれも同程度に改善していた。.しかし、ヨガと有酸素運動を組み合わせて行うと、これらを単独で行った場合と比べて血圧や脂質、体重などの低下幅は2倍となり、心機能と運動能力にも有意な向上が認められた。.これらの結果から、両氏は「心臓病患者はインド式のヨガを生活に取り入れることで健康への大きなベネフィットが得られるだろう」と話している。なお、学会で発表された知見は、査読を受けた専門誌に掲載されるまでは予備的なものとみなされる。(HealthDay New 2017年10月20日).https://consumer.healthday.com/fitness-information-14/aerobics-or-calisthenics-health-news-239/yoga-43-aerobics-doubles-heart-benefits-727601.html.Copyright © 2017 HealthDay. All rights reserved.
2型糖尿病を合併する心臓病患者は有酸素運動に加えてヨガも行うと、どちらか一方しか行わなかった場合と比べて血圧や脂質、BMIといった心臓病のリスク因子が大きく改善することがインドの研究で明らかにされた。研究の詳細は第5回首長国心臓病学会(10月19~21日、ドバイ、米国心臓病学会中東会議2017と同時開催)で発表された。研究を行ったHG SMS(Hridaya Ganesha Sunil Memorial Superspeciality)病院のSonal Tanwar氏とNaresh Sen氏は「インド式のヨガと有酸素運動を組み合わせると、精神的ストレスのほか、身体的ストレスや血管にかかる負荷も軽減し、心血管疾患による死亡率や罹患率の低下につながると考えられる」と述べている。.この研究は、750人の2型糖尿病と肥満がある冠動脈疾患患者を対象としたもの。参加者を、有酸素運動を行う群(225人)とヨガを行う群(240人)、これらを組み合わせて行う群(285人)に割り付けて6カ月間継続してもらった。.その結果、有酸素運動またはヨガのどちらか一方を行った群では血圧や総コレステロール、中性脂肪(トリグリセライド)、LDL(悪玉)コレステロールのほか、体重とウエスト周囲長がいずれも同程度に改善していた。.しかし、ヨガと有酸素運動を組み合わせて行うと、これらを単独で行った場合と比べて血圧や脂質、体重などの低下幅は2倍となり、心機能と運動能力にも有意な向上が認められた。.これらの結果から、両氏は「心臓病患者はインド式のヨガを生活に取り入れることで健康への大きなベネフィットが得られるだろう」と話している。なお、学会で発表された知見は、査読を受けた専門誌に掲載されるまでは予備的なものとみなされる。(HealthDay New 2017年10月20日).https://consumer.healthday.com/fitness-information-14/aerobics-or-calisthenics-health-news-239/yoga-43-aerobics-doubles-heart-benefits-727601.html.Copyright © 2017 HealthDay. All rights reserved.