1-2 HDN12月14日「ヘルスハイライト」No.2
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高齢者の減量に最適な運動プログラムは?

減量したい高齢者は、摂取カロリー量を減らしつつ筋力トレーニングをすべきだという研究結果が「Obesity」11月号に掲載された。米ウェイクフォレスト大学健康運動科学助教のKristen Beavers氏らによる研究で、高齢者が食事療法に合わせて筋力トレーニングをすると、有酸素運動をした場合に比べて、脂肪量を減らしつつ筋肉量を維持できるという。

高齢者にとって、体重の増えすぎは体力低下や身体障害をもたらす原因となり得る。しかし、食事療法のみで減量を試みると、歩行や自立した生活を維持するために必要な筋肉まで失われてしまう恐れがある。

そこでBeavers氏らは高齢者に最適な減量方法を調べるために、平均年齢67歳の高齢者249人を(1)食事療法のみの群、(2)食事療法+週4日の筋力トレーニング(ウエイトリフティング)群、(3)食事療法+週4日の有酸素運動(早足でのウォーキング)群の3つの減量プログラム群にランダムに割り付け、その効果を比較した。

18カ月後、体脂肪量の減少は食事療法のみの群の4.5kgに対し、筋力トレーニング群では7.8kg、有酸素運動群では6.8kgと、いずれも有意に大きく減少していた。一方、除脂肪筋肉量の減少は筋力トレーニング群で0.8kg、食事療法群でも1.0kgにとどまっていたのに対し、有酸素運動群では1.6kgもの大きな減少が認められた。

Beavers氏は「除脂肪筋肉量が減り過ぎると、高齢者では身体障害リスクが上昇すると考えられる」とした上で、「今回の研究では、脂肪の減少と筋肉の維持を目標とするならば、筋力トレーニングが最適であることが示された」と結論。また、高齢者では体重の減少に伴い脂肪だけでなく骨や筋肉も失われるが、体重が増えるときには脂肪から増える傾向があるため、減量後に体重がいくらか戻ってしまったときの保険としても筋肉の維持は重要だとしている。

ただ、同氏の経験上、減量後に体重を維持するために最も重要なのは身体活動を生活習慣に組み込むことであり、習慣化のしやすさを考えれば「筋力トレーニングと有酸素運動の両方を食事療法と組み合わせることが最良かもしれない」と、同氏はコメントしている。(HealthDay News 2017年11月2日)

https://consumer.healthday.com/senior-citizen-information-31/senior-citizen-news-778/what-exercise-regimen-is-best-for-healthy-weight-loss-in-seniors-728161.html

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