2HDN糖尿病ニュース2月1日配信2
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減量に成功してもすぐにリバウンドする?

12週間の減量プログラムに参加した成人のその後の体重の変化を観察したところ、減量に成功しても、減量介入を止めるとすぐに体重はリバウンドし、体重維持期はほとんどみられないことが「Obesity」2月号に掲載された新しい研究で報告された。

この研究は、12週間のインターネット上での減量プログラムを終了した過体重または肥満の成人70人を対象としたもの。減量プログラム中とその後9カ月間の追跡期間中における体重の変化を観察した。その結果、減量プログラム中には参加者の体重は週平均で0.46±0.04kg減少した。しかし、介入終了から約11週間後(77.66±3.96日後)には、参加者の体重は週平均で0.07±0.02kg増加し、約32週後(222.55±7.23日後)にはやや体重の増加幅は減少したものの週平均で0.06±0.02kg増加していることが分かった。

論文の筆頭著者である米フロリダ大学のKathryn Ross氏は「なぜ減量介入後すぐにリバウンドするのかは、多くの理由があり説明は難しい。減量ではなく減らした体重の維持に焦点を当てた、体重維持期の新しい対策が必要だろう」と述べている。

専門家の一人、米ニューヨーク大学(NYU)ランゴンヘルスの栄養士であるSamantha Heller氏は「きちんとした食生活プランに従わないと、生理的または代謝的な変化によって体重が増えやすくなることもある」と指摘する。「身体は体重を維持しようとするため、減量して空腹になりすぎると身体が“食物が足りない”と判断し、もっと食べようと脳に働きかける」と説明する。Heller氏によると、これには健康的な習慣を身につけて、ゆっくりと減量することが唯一の対抗策になるという。

また、Ross氏は、この研究結果は減量と体重の維持が不可能だと結論づけるものではないと強調し、減量した体重を維持させる秘訣について説明している。まずは、減量中に行った行動変容をその後も続けること。体重計に毎日乗って、体重の増減を確認することはリバウンドの早期発見につながる。また、減らした体重を維持するには運動も不可欠となる。Ross氏によると、実際には米国のガイドラインよりも多く、週に200~300分の適度な運動を行う必要があるという。

さらに、高カロリーな食品を手軽に入手できる環境にあることを認識することも重要で、「環境を変える努力も必要だ」とRoss氏は強調している。例えば、Ross氏は自転車で通勤できるところに転居したため、毎日どうやって運動するかを考えなくても済むようになっただけでなく、自動車よりも通勤時間が短縮できたという。また、帰り道にドーナツ店の前を通るたびに誘惑に負けてしまうという人には、他の道を通るよう助言したとしている。(HealthDay News 2018年1月22日)

https://consumer.healthday.com/vitamins-and-nutrition-information-27/misc-weight-news-704/you-ve-lost-the-weight-how-soon-before-it-comes-back-730353.html

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