A man is working at a standup desk in an office where he works because standing is healthier than sitting all day. Live healthy, don’t sit all day.
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「座らずに立って過ごす」だけで痩せられる?

減量したい人は、この研究結果を知れば毎日あと数時間は立って過ごそうという気持ちになるかもしれない―。「European Journal of Preventive Cardiology」1月31日オンライン版に掲載された米メイヨー・クリニックのFrancisco Lopez-Jimenez氏らの論文によると、座って過ごす代わりに立って過ごすだけで、エネルギー消費量が増加することが46件の研究データのメタ解析で明らかになったという。

Lopez-Jimenez氏らは今回、座っている場合と立っている場合のエネルギー消費量を比較検討した46件の研究(対象者は計1,184人)のデータを解析した。対象者の平均年齢は33歳、60%が男性で、平均BMIは24、平均体重は65kgだった。

その結果、座って過ごす代わりに立って過ごすと、エネルギー消費量が1分当たり0.15kcal増えることが分かった。これは、例えば体重65kgの成人が1日6時間のデスクワークをスタンディングデスクでの立ち仕事に変更すれば、1日当たりのエネルギー消費量が54kcal増えることに相当するという。また、その成人が立って過ごす時間をそのまま維持し、食事の量にも変化がなければ、1年以内に2.5kg、4年以内に10kg減量できると推定された。

Lopez-Jimenez氏は「座って過ごす代わりに立って過ごすことで得られるメリットは、体重コントロールだけにとどまらない。立位を保つことに伴う筋力の維持は、心筋梗塞や脳卒中、糖尿病などの発症リスクの低減にも関連する」と説明。この研究には関与していない米レノックス・ヒル病院の循環器医であるRachel Bond氏もこれに同意し、「座って過ごすことが心血管疾患のリスク因子に大きく影響ことは明確に分かっている」と指摘している。

さらにLopez-Jimenez氏は、解析の対象となった研究のほとんどが「じっと座っている場合」と「じっと立っている場合」を比べたものであることに言及し、「実際には立っていても小さな動きを伴う場合が多いため、実生活で得られるメリットはより大きい可能性がある」と指摘。「立っていても無意識のうちに左から右へ重心を移したり、体を揺らしたり、前後に足を動かしたりするものだ。また、仕事中に戸棚にファイルを取りに行ったり、ごみ箱にごみを捨てに行ったりするなど、歩く機会もあるだろう」と同氏は説明している。

米サウスサイド病院のAzhar Supariwala氏は「座ってばかりのライフスタイルよりも、体を動かしたり立って過ごしたりする方が良いとするエビデンスは蓄積されつつあるが、この研究もその一つだ」と説明。その上で、「できるだけ座らず立って過ごす、あるいは万歩計を利用して毎日の歩数をカウントする、毎日一緒にウォーキングを楽しむパートナーを見つけるといったことを通じた日常的な身体活動の継続は健康増進に役立つだろう」と話している。(HealthDay News 2018年2月1日)

https://consumer.healthday.com/vitamins-and-nutrition-information-27/obesity-health-news-505/take-a-stand-on-getting-slimmer-healthier-730618.html

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