2HDN糖尿病ニュース4月5日配信2
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成人の糖尿病タイプ別の有病率を初調査――米CDC

米国では成人の糖尿病患者は2016年時点で2300万人に上り、このうち2型糖尿病患者が約9割を占め(約2100万人)、1型糖尿病患者は約130万人(5.8%)、1型糖尿病でも2型糖尿病でもない自己免疫性の若年発症成人型糖尿病(MODY)と呼ばれるタイプは約80万人(3.3%)であることが、米疾病対策センター(CDC)の調査で分かった。詳細は「Morbidity and Mortality Weekly Report(MMWR)」3月30日号に掲載された。

今回の報告は、2016年の国民健康聞き取り調査(National Health Interview Survey;NHIS)データから、18歳以上の成人3万3,028人を対象とした自己申告による糖尿病罹患率について分析したもの。研究を率いたCDCのKai McKeever Bullard氏らによると、調査は毎年行っているものだが、糖尿病のタイプ別の有病率を集計したのは今回が初めてだという。

調査の結果、人口の8.6%(2100万人)が2型糖尿病で、0.55%(130万人)が1型糖尿病、0.31%(80万人)がMODYと呼ばれるタイプであった。また、1型糖尿病と2型糖尿病の有病率には人種差がみられ、例えば、1型糖尿病の有病率はヒスパニック系よりも非ヒスパニック系の白人で高かったほか(0.22%対0.67%)、2型糖尿病の有病率は非ヒスパニック系の白人の8%、ヒスパニック系の9%に対し、アフリカ系米国人では11.5%と最も高かった。また、全体的に糖尿病の有病率は加齢に伴って上昇するが、教育レベルや収入の水準が高いほど低いことも分かった。

専門家の一人、米ノースウェル・ヘルス・サウスサイド病院のRobert Courgi氏は「米国では10人に1人が糖尿病患者だと推定される。予想通り、患者の大半は肥満と関連する2型糖尿病だが、1型糖尿病も相当数に上ることが分かった。1型糖尿病の診断は2型糖尿病よりも難しく、生涯、インスリン治療を要することからも、早期に発見して適切に治療することが求められる」と述べている。

また、米レノックス・ヒル病院で内分泌を専門とするCaroline Messer氏は「今回の報告は米国の成人の1型糖尿病と2型糖尿病の有病率を明確に示した重要なデータだ」と評価。少数派の1型糖尿病の研究では資金援助が手薄である現状を指摘しつつ、「この調査結果が契機となり、2型糖尿病と同様に1型糖尿病の重要性が認識され、研究や治療の開発が進むことが期待される」と述べている。(HealthDay News 2018年3月29日)

https://consumer.healthday.com/diabetes-information-10/misc-diabetes-news-181/diabetes-now-affects-23-million-u-s-adults-732463.html

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