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女性の多毛症に新ガイドライン、米学会

米国内分泌学会(ENDO)はこのほど、閉経前女性の多毛症の診断と治療に関するガイドラインを10年ぶりに改訂し、全文を「The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism」4月号に掲載した。ガイドラインでは、顔面や胸、背中などの部位の体毛が異常に多い全ての女性に対して、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などの基礎疾患を疑い、血液検査を実施して男性ホルモンの血中レベルを測定することを推奨している。

このガイドラインは、ENDOが任命した7人の専門家で構成されるガイドライン作成委員会が「 GRADE ( Grading of Recommendations, Assessment, Development and Evaluation)システム」と呼ばれる方法を用いて作成した。

多毛症は、通常であれば男性で見られることの多い顔面や胸、背中などの体毛が異常に多くなる病態だ。ガイドライン作成委員会の委員長で米マサチューセッツ総合病院内分泌科のKathryn Martin氏によると、世界の女性における有病率は5~10%と推定されている。

Martin氏は「異常に多い顔面や身体の体毛は、女性の悩みの種となるだけでなく、なんらかの基礎疾患の症状である可能性もある。多毛が見られる女性は医療機関を受診し、その原因を突き止めて治療することが重要だ」と説明する。

特に不妊や代謝障害に関連することで知られるPCOSは、多毛症を引き起こす可能性がある代表的な疾患の一つとして挙げられる。PCOSなどの多毛症に関連する疾患がある女性では、テストステロンなどの男性ホルモンの血中レベルが高い傾向があるという。そこで、今回のガイドラインでは、全ての多毛症の閉経前女性に対して血液検査を実施し、テストステロンの血中レベルを測定することを推奨している。

なお、改訂前のガイドラインでは男性ホルモンの検査対象は中等度~重度の多毛症の女性に限定されていた。しかし、PCOSなどの基礎疾患の検出率を高めるため、改訂に伴い対象を全ての女性に広げたという。

ENDOによると、基礎疾患の徴候がない軽度の多毛症の患者に対しては、薬物治療または除毛が行われる。また、妊娠を計画していない多毛症の女性の多くで経口避妊薬が第一選択薬として推奨されている。さらに、多毛症の女性に肥満がある場合には、運動と健康的な食事によって多毛が改善する場合もあるとしている。(HealthDay News 2018年3月30日)

https://consumer.healthday.com/general-health-information-16/endocrinology-news-231/guideline-urges-hormone-test-for-women-with-unwanted-hair-731810.html

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