1HDN6月11日「パッケージニュース」No. 1
image_print
医療・健康ニュース/パッケージニュース/

米国同棲カップルの特徴は?

多くの人は、恋人としばらく付き合って「この人」と思えれば、次の段階は結婚と考える。しかし、米国の新たな研究によれば、結婚が唯一の選択肢とは考えていない人も多いという。米疾病対策センター(CDC)による研究で、性的な経験がある45歳未満の成人の約17%が、恋人と結婚せずに同棲するか、あるいは別居のまま付き合い続けるという選択をしていることが分かった。今回の研究結果は「National Health Statistics Reports」5月31日号に掲載された。

この研究では、2011~2015年に個別の面接を行って収集された全米家庭動向調査(NSFG)のデータが用いられた。CDC国立健康統計センター(NCHS)のColleen Nugent氏らは、計2万621人のNSFGデータから性的な経験がある18~44歳の成人(男性6,674人、女性8,292人)を分析の対象とした。面接の時点で、性的な経験がある男性の15.9%および女性の17.1%がパートナーと同棲していた。

Nugent氏らは性的な経験があり同棲している人の特徴を、既婚者または未婚で同棲していない人と比較した。その結果、以下のような特徴がみられたという。

・同棲する男女は高い学歴や高卒認定資格をもたない比率が高い
・結婚も同棲もしない人、同棲している人は、結婚している人より世帯収入が低い
・同棲する人は、結婚前に同棲することが離婚の防止になるとの考えに賛同する比率が高い。また、同棲カップルの子育てを支持する傾向が高い
・同棲する人は初めての性交が18歳未満である比率が高く、意図しない出産の比率も高い

「同棲する人がかつてよりも増えているかどうかは明らかにされていないが、これまでの研究からは増えていることが示唆される」とNugent氏はいう。同棲する人に低学歴、低収入の傾向がみられる理由は不明だが、今回の研究では個人ではなく世帯収入について尋ねたからではないかと同氏は指摘している。

専門家の一人で米ロングアイランド・ユダヤ医療センターのJessy Warner-Cohen氏は、同棲する人に収入が低い傾向がみられる理由について「結婚する人に比べて生活や家計を統合することが少ないためではないか」と述べている。「家計を統合すると管理しやすくなり、全体像を把握できるようになる」と、同氏は述べる。また、結婚する人は特に子育てについて目的意識を共有することが多いが、同棲カップルは責任を分担する傾向があるという。

しかし「結婚せず同棲する人が成功しないということではない」と同氏は強調しており、「同じ考えをもって価値観や目標を共有すれば、結婚と同じ利益が得られる」と付け加えている。特に子どもがいる場合は、「両親の価値観が一致した一貫性のある環境で育てることが重要である」と、同氏は指摘している。(HealthDay News 2018年5月31日)

https://consumer.healthday.com/pregnancy-information-29/love-sex-and-relationship-health-news-452/who-are-america-s-cohabiting-couples-734388.html

Copyright © 2018 HealthDay. All rights reserved.

RELATED ARTICLES