1HDN6月14日「パッケージニュース」No. 4
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仕事のストレスで不整脈リスク上昇か

仕事のストレスで参っている人は、この研究結果を知っておいた方がよいかもしれない―。ヨンショーピング大学(スウェーデン)保健福祉学部のEleonor Fransson氏らによる研究から、仕事のストレスが多い人は、過度なストレスがない人と比べて不整脈の一種である心房細動を発症するリスクが約1.5倍になる可能性が示された。詳細は「European Journal of Preventive Cardiology」5月30日オンライン版に掲載された。

心房細動は、不整脈の中で最も高頻度にみられるもので、動悸や脱力感、疲労感などの症状が現れる。これまでの研究で、脳卒中の20~30%は心房細動が原因で発症し、心房細動があると早期死亡リスクが高いことも分かっている。

Fransson氏らは今回、スウェーデンで実施された労働衛生調査(Swedish Longitudinal Occupational Survey of Health;SLOSH)の2006年、2008年および2010年のデータを用いて仕事のストレス(職業性ストレス)と心房細動リスクの関連について検討した。

対象は、心房細動や心筋梗塞、心不全の既往歴がなく、雇用されている男女1万3,200人。対象者には、「仕事は大変か、急がなければならないか」「単純なルーチン作業が多いか」「仕事の方法などは自分で決められるか」などを具体的に尋ね、職業性ストレスの程度を評価した。なお、仕事の要求度が高く、裁量権が小さいほど職業性ストレスは高く、ライン作業の従事者やバスの運転手、秘書、看護師などは特に職業性ストレスが高いとされている。

中央値で5.7年の追跡期間中に、145人が心房細動を発症した。解析の結果、職業性ストレスがある人では、ストレスがない人と比べて心房細動リスクは1.48倍であることが分かった。こうした関連は、喫煙状況や運動量、体格指数(BMI)、高血圧などで調整した解析でも認められた。さらに、このデータを他の2件の研究データと統合してメタ解析を実施したところ、職業性ストレスがあると心房細動リスクは37%上昇することが示された。

ただし、この結果は職業性ストレスが心房細動の原因になることを証明したものではない。Fransson氏は慎重な解釈を求めた上で、「心疾患を予防するにはストレスなどの管理が必要であることが改めて示された。どんな仕事でもストレスを伴うものだが、職業性ストレスは心房細動の修正可能なリスク因子であるかもしれない」と話している。

この研究報告を受け、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)循環器学教授のGregg Fonarow氏は専門家の立場から、「今後、さらに職業性ストレスと心房細動リスクとの関連を探る必要がある」と指摘している。一方で、米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)内科学教授のByron Lee氏は「今回の研究でストレスと心房細動の関係が裏付けられた」として、心房細動患者は可能な限りストレスの軽減に努めるよう助言している。(HealthDay News 2018年6月5日)

https://consumer.healthday.com/cardiovascular-health-information-20/atrial-fibrillation-959/stressed-out-at-work-your-a-fib-risk-may-rise-734576.html

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