tattoo removal / laser tattoo removal from leg
image_print
医療・健康ニュース/パッケージニュース/

医師のタトゥー、もはやタブーではない?

タトゥーがある医師は、診療中に患者にタトゥーを見られることをそれほど恐れる必要はないかもしれない―。米セント・ルークス・ユニバーシティ・ヘルスネットワーク救急科のRebecca Jeanmonod氏らが実施した調査から、医師にタトゥーや耳、鼻などのピアスがあっても、患者の医師に対する評価や信頼性には影響しないことが分かった。この調査結果は「Emergency Medicine Journal」7月2日オンライン版に発表された。

今回の調査には、ペンシルバニア州の大都市にある外傷センターの救急科に勤務する7人の医師が協力した。9カ月間の調査期間中、7人の医師には勤務中にフェイク(貼るタイプ)のピアスまたはタトゥーのいずれか、あるいは両方を付ける日を設けてもらった。ピアスは女性医師の場合は鼻ピアス、男性医師の場合は耳のフープピアスとし、タトゥーは腕のスクラブ(医療用白衣)から見える位置に貼ってもらった。

9カ月間の調査期間中に、計924人の患者がこの7人の医師による治療を受けた。この中には医師がピアスやタトゥーを付けていなかった日に治療を受けた患者も含まれた。患者には、診療が終わった後、担当した医師の(1)能力(2)プロフェッショナリズム(3)診療時の態度(4)親しみやすさ(5)信用性や信頼性の5つの要素について5点満点で評価してもらった。なお、患者には今回の調査の目的については説明しなかった。

その結果、これら5つの要素のいずれにも満点を付けた患者が全体の75%以上を占めており、医師のピアスやタトゥーの有無でその割合に差はみられなかった。また、患者の年齢や性、学歴、民族といった因子は患者の医師に対する評価に影響しないことも分かった。

ただし、Jeanmonod氏らは「今回の調査では患者自身にもピアスやタトゥーがあるのか、あるいはこうしたボディアートをどのように感じているのかは尋ねなかった。また、救急科を受診する患者には、他科を受診する患者にはない特徴がある可能性もある」と説明し、今回の研究には限界があることを認めている。

なお、これまでの研究では、伝統的な白衣に身を包んだ医師の方が、患者の評価は高いとされていた。しかし、こうした研究のほとんどは写真や質問票を用いた評価結果に基づいており、実際に医師による診療を受けてもらった上で、患者に評価してもらい、医師の外見の違いによる評価への影響について検討した研究はほとんどなかったという。

Jeanmonod氏らによれば、2016年の調査で、米国では18~25歳の36%、26~40歳では40%にタトゥーが一つ以上あることが明らかにされている。また、ボディピアスについても2014年の時点で付けている人の割合は14%であったことが報告されている。同氏は「これらの報告を踏まえると、以前と比べて医療従事者の道に進んだ若い人にもタトゥーやピアスといったボディアートがある可能性は高い」と指摘。一方で、ほとんどの病院では、服装規定や施設方針により医師に対して患者から見える場所にボディアートを施すことを禁止しているとして、こうした現状を問題視する見解を示している。(HealthDay News 2018年7月3日)

https://consumer.healthday.com/general-health-information-16/tattoos-999/docs-tattoos-no-longer-taboo-735312.html

Copyright © 2018 HealthDay. All rights reserved.

RELATED ARTICLES