ガムを噛みながら歩くと運動効果がより高まる?――早稲田大ら

ガムを噛みながらウオーキングすると、噛まなかった場合と比べて心拍数が増え、エネルギー消費量が増加する可能性があることが、早稲田大学スポーツ科学学術院准教授の宮下政司氏と濱田有香氏らの研究グループと株式会社ロッテの共同研究で分かった。特に40歳以上の男性で高い運動効果が得られたという。「Journal of Physical Therapy Science」4月号に掲載の論文。

研究グループは、21~69歳の健康な男女46人を対象に、(1)ガムを噛みながら、または(2)ガムベースのみを除いたガムと同じ成分の粉末を摂取後に何も噛まない状態で、自分のペースでウオーキングを15分間行ってもらい、心拍数と歩行距離、ケイデンス(ピッチ=歩数/時間)を計測し、歩行速度、歩数、歩幅、エネルギー消費量を算出した。(HealthDay News 2018年6月11日)

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2017年の糖尿病死亡率が最も高い県は? ――厚労省人口動態統計

厚生労働省が先ごろ発表した2017年の人口動態統計(速報)によると、糖尿病死亡率(人口10万人当たり)は徳島県(19.8)が最も高く、4年ぶりにワースト1位となることが分かった。2位は青森県(19.1)、3位は秋田県(16.9)で、香川県(16.3)、岩手県(15.1)が続いた。

一方で、糖尿病死亡率は神奈川県(8.3)が最も低く、愛知県(8.6)、東京都と滋賀県(9.1)、岐阜県と京都府(9.4)が続いた。なお、糖尿病死亡率の全国平均は2016年の10.8から11.2に上昇した。(HealthDay News 2018年6月6日)

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神経筋電気刺激は運動療法の代替となるか?――日本人2型糖尿病患者で検証

日本人の2型糖尿病患者は、リハビリテーションの一つである神経筋電気刺激(neuromuscular electrical stimulation)により空腹時血糖値と体脂肪率が有意に低下することが、兵庫医療大学リハビリテーション学部理学療法学科の宮本俊朗氏らの研究グループの検討で分かった。神経筋電気刺激は認知機能と関連する可能性が示唆されている脳由来神経栄養因子(BDNF)の血中濃度も上昇させた。肥満や関節痛などで運動できない2型糖尿病患者において、神経筋電気刺激は運動療法の有用な代替的手段になると期待されるという。「Diabetes Research and Clinical Practice」5月24日オンライン版に掲載の論文。(HealthDay News 2018年6月4日)

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30歳男性の3人に1人が65歳までに2型糖尿病を発症か――日本人会社員5万人超を調査

5万人を超える60歳未満の会社員を対象に調査した結果、30歳の男性は3人に1人、女性は5人に1人が65歳までに2型糖尿病を発症する可能性があることが分かったと、国立国際医療研究センター臨床研究センター疫学予防研究部のHuanhuan Hu氏らの共同研究グループが「Journal of Epidemiology」5月4日オンライン版に発表した。30歳から65歳までの2型糖尿病の累積罹患率は男性が34.7%、女性が18.6%であり、BMIが高いほど罹患率は上昇することも明らかになった。

研究グループは、職域多施設研究(J-ECOH Study)のデータを用いて、11企業で働く30~59歳の会社員5万3,828人を対象に、2型糖尿病の累積罹患率を男女別やBMI区分別に調べた。(HealthDay News 2018年5月28日)

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「第5回糖尿病レシピコンテスト」、6月1日応募受付を開始――日本糖尿病協会

日本糖尿病協会が主催する「チャレンジ!糖尿病いきいきレシピコンテスト」の応募受付が6月1日に開始される。第5回を迎える今回は最終選考を東北・関西・九州の3地区の会場で行う。応募期間は7月25日まで。

若い世代を対象に糖尿病の予防や治療への関心を高めてもらうため、全国の栄養士・管理栄養士を目指す学生を対象に、糖尿病患者とその予備軍の方向けの栄養バランスに富むレシピ(朝食・昼食・夕食の3部門)を広く募集する。昨年の応募総数は387件(学校数で55校)で、一次選考を通過した11校12チームが東京都で開かれた最終選考に進出した。詳細は協会ホームページを参照のこと。(HealthDay News 2018年5月28日)

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出産回数が多い女性で2型糖尿病リスク上昇か――多目的コホート研究

日本人女性は出産回数が多いほど2型糖尿病の発症リスクが上昇する可能性のあることが、国立がん研究センターなどの多目的コホート研究(JPHC Study)グループの調べで分かった。こうした関連はBMIで調整して解析すると減弱したことから、産後の体重増加が要因の一つに挙げられるとしている。「Journal of Diabetes Investigation」4月18日オンライン版に掲載の論文。

研究グループは、ベースライン時(1990~1993年)に全国11地域に在住し、5年後調査時点で糖尿病やがんなどの既往がない45~75歳の女性3万7,511人を対象にさらに5年間追跡し、初経年齢と閉経状況、閉経年齢、初経から閉経までの期間、出産回数、授乳歴などの女性関連要因と2型糖尿病発症との関連を調べた。(HealthDay News 2018年5月21日)

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長時間労働は若年2型糖尿病患者の血糖管理に悪影響――日本人患者を対象に解析

40歳以下の若年男性の2型糖尿病患者では、週60時間を超える長時間労働と朝食を抜いたり、夜遅い時間帯に夕食を取るといった不健康な食習慣は血糖コントロール不良をもたらす可能性のあることが、金沢城北病院(石川県)内科の莇也寸志氏らの調査で分かった。調査では、若年2型糖尿病患者の血糖コントロールに影響する労働環境や生活習慣因子には性差がみられることも明らかになった。「Journal of Diabetes Investigation」4月17日オンライン版に掲載の論文。

莇氏らは、2011~2013年に日本全国の病院や診療所に通院し、会社勤めをしている20~40歳の2型糖尿病患者478人を対象に、HbA1c値に影響する2012年の労働条件や食習慣因子について検討を行った。(HealthDay News 2018年5月14日)

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遺伝子多型で2型糖尿病罹患の予測能が向上――JPHC研究

日本人の一般集団において、従来の糖尿病のリスク因子に、ゲノムワイド関連解析(GWAS)で同定された糖尿病に関係する遺伝子多型の情報を加えると糖尿病罹患の予測能が高まる可能性のあることが、国立がん研究センターなどの多目的コホート研究(JPHC研究)グループの調べで分かった。「Diabetic Medicine」2月14日オンライン版に掲載の論文。

研究グループは、JPHC研究に参加した一般住民計4,753人を長期にわたり前向きに追跡したデータを用いて、GWASで同定された11個の糖尿病感受性遺伝子多型による2型糖尿病発症の予測能を検討する前向きの症例対照研究を実施した。(HealthDay News 2018年5月14日)

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魚料理や味噌汁を毎日食べる人ではインスリン抵抗性が低い――ながはま0次予防コホートを解析、京大

日本人の食習慣の一部は、2型糖尿病の原因となるインスリン抵抗性と関連しており、魚料理や味噌汁、野菜を毎日食べ、夕食時の主食や卵料理、果物の摂取を控えている人ではインスリン抵抗性が低いことが、京都大学大学院糖尿病・内分泌・栄養内科学の池田香織氏と同教授の稲垣暢也氏らの研究グループの検討で分かった。詳細は「Diabetes Research and Clinical Practice」7月号に掲載される。

研究グループは、2008~2010年にながはま0次予防コホートに参加し、ベースライン時の質問票調査に回答した30~74歳の成人男女9,764人のうち、採血前の絶食時間が10時間以上であった4,327人を対象に、インスリン抵抗性およびインスリン分泌能と食習慣との関連を調べた。(HealthDay News 2018年5月7日)

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薬局での指先HbA1c検査に優れた費用対効果――筑波大ら

薬局に開設された「ゆびさきセルフ測定室」で指先HbA1c測定を行うと、測定しなかった場合と比べて、一人当たり5万円程度少ない費用で健康寿命の延伸を図れることが、筑波大学内分泌代謝・糖尿病内科准教授の矢作直也氏と同大学保健医療政策学・医療経済学教授の近藤正英氏、明治薬科大学講師の庄野あい子氏らの共同研究チームの分析で分かった。薬局での指先HbA1c測定による医療経済的効果を明らかにした研究は今回が初めて。薬局で手軽にHbA1c検査を受けることは糖尿病の早期発見、早期治療を促し、医療費の削減につながると期待される。詳細は「Diabetes Care」4月23日オンライン版に掲載された。(HealthDay News 2018年5月7日)

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