american dollars in the hands

成果報酬制度の活用で糖尿病やがんによる死亡率が低下――米研究

医療の質に基づいて報酬を支払うペイ・フォー・パフォーマンス(P4P)制度を用いた糖尿病治療により、糖尿病やがんによる死亡率と全死亡率が低下するとの研究結果が、米疾病対策センター(CDC)が発行する「Preventing Chronic Disease」10月5日オンライン版に掲載された。

高雄医学大学(台湾)のHui-Min Hsieh氏らは、3つの地域住民データベースを用いて2型糖尿病をP4P制度への加入の有無で分けて転帰を比較した。その結果、P4P制度の利用はがん発症率の低下とは有意な関連はみられなかったが、がんや糖尿病に関連した死亡率と全死亡率の低下と有意に関連していた。(HealthDay News 2017年10月6日)

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夜勤で腹部肥満リスクが上昇する可能性――中国の研究

夜勤で働く人は腹部肥満になりやすく、心臓病や糖尿病、脳卒中を起こしやすい可能性があることを香港中文大学(中国)のM. Sun氏らが「Obesity」10月号に発表した。

Sun氏らは、シフト勤務パターンと肥満との関連を調べた28件の研究を対象にメタ解析を行った。その結果、夜勤をする人は全体的に肥満や過体重になるリスクが1.23倍になり、肥満の中でも腹部肥満になるリスクは1.35倍に上っていた。また、長期間にわたり夜勤だけで働き続けると、ローテーションで夜勤する場合に比べて肥満リスクが29%高まっていた。(HealthDay News 2017年10月5日)

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代謝的に健康でも肥満には多額の社会的コストがかかる――米研究

血圧や脂質、血糖などに異常がなく代謝的に健康であっても、肥満がある成人には、生涯にわたり数万ドルに上る医療費や生産性の損失といった社会的コストがかかることが、米ジョンズ・ホプキンズ大学のBruce Lee氏らによる分析で分かった。「Obesity」10月号に掲載の論文。

同氏らは、コンピュータモデルを用いて米国成人の大規模健康データから、過体重や肥満の成人にかかる医療費と生産性の損失額を算出し、適正体重者と比較した。その結果、代謝的に健康な肥満者ではコストが約189万円(80歳モデル)から約405万円(50歳モデル)まで増額されていた。一方で、こうしたコストは高齢者でも減量により削減できた。(HealthDay News 2017年9月26日)

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肥満小児の心血管代謝リスクは心肺フィットネスが高いほど低減する――スウェーデンの研究

小児は肥満度が高いほど心血管代謝リスクとインスリン抵抗性(HOMA-IR)が増大するが、心肺フィットネス(CRF)が高いとこうしたリスクは低減する可能性があるとの研究結果が「Diabetes Care」9月14日電子版に掲載された。

カロリンスカ研究所(スウェーデン)のChristine Delisle Nyström氏らは、3つの研究に参加した小児(8~11歳)1,247人を対象にBMIと心血管代謝リスクとの関連を調べた。その結果、BMIと心血管リスクスコアは有意な正の関連を示し、BMI分類が1つ上がるごとにリスクスコアは0.5標準偏差上昇した。一方で、BMIが高値であるほどCRFによるリスク低減効果が高かった。(HealthDay News 2017年9月27日)

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Wooden bowl with mixed nuts on white table. Healthy food and snack. Walnut, pistachios, almonds, hazelnuts and cashews.

ナッツを摂取する肥満女性で減量介入効果が高い――米研究

ナッツを摂取する過体重や肥満の女性は野菜や果物の摂取量が多く、BMIが低く、減量介入効果が高いとする研究結果が米疾病対策センター(CDC)の「Preventing Chronic Disease」9月21日電子版に掲載された。

米アラバマ大学のSamara R. Sterling氏らは、過体重または肥満のアフリカ系米国人女性383人を対象に、2年間の減量介入を行い、ナッツや果物、野菜、赤肉、加工肉などの摂取量とBMIの変化を観察した。その結果、ナッツを摂取する女性は摂取しない女性と比べて果物や野菜の摂取量が多く、赤肉の摂取量が少なく、BMIが低かった。また、介入終了時にはナッツを摂取する女性群では体重が有意に減少した。(HealthDay News 2017年9月26日)

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空腹時血糖値の経年変動パターンで心筋梗塞リスクを予測できる可能性――中国の研究

空腹時血糖(FBG)値の経年変動パターンで糖尿病がない人の心筋梗塞(MI)発症リスクを予測できる可能性があると、Kailuan General Hospital(中国)のCheng Jin氏らが「Diabetes Care」9月8日電子版に発表した。

同氏らは、MIと脳卒中、がんの既往がなく糖尿病もない男女6万8,297人を対象に、2006~2010年にFBGを3回測定し、5つの経年変動パターン(高値安定、上昇後低下、中程度に上昇、中程度安定、低値安定)で分けてMIリスクを比較した。その結果、中程度安定群と比べたMI発症のハザード比は高値安定群が1.53、上昇後低下群が0.61。FBGの累積平均値と上昇率はMIの予測因子であったが、ある時点の測定値は関連しなかった。(HealthDay News 2017年9月22日)

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4.1.1

診療ガイドラインを遵守せず第2選択薬からの処方例が多い――米研究

米国では診療ガイドラインの推奨にもかかわらず、第1選択薬(メトホルミン)を使用せずに第2選択薬から処方するケースが多いことが、「Diabetes Care」9月15日電子版に掲載の論文で報告された。

米ボストン小児病院のYi-Ju Tseng氏らは、2010~2015年に医療保険大手の米エトナ社に保険請求があった糖尿病患者5万2,544人のデータを分析。その結果、第2選択薬が処方された患者2万2,956人のうち、過去60日以内にメトホルミンが処方された患者の割合は8.2%に過ぎず、28.0%は同薬の保険請求履歴がないことが分かった。メトホルミンの処方率は全体の49.5%に過ぎなかった。(HealthDay News 2017年9月22日)

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Items for daily monitoring of blood glucose

高齢糖尿病患者の10人に1人が過剰治療の疑い――米研究

高齢の糖尿病患者の10人に1人が過剰治療を受けており、このうち減薬や休薬をする患者はわずかに過ぎないとの研究結果が「Journal of General Internal Medicine」9月13日電子版に掲載された。

米ダーラム退役軍人医療センターのMatthew L. Maciejewski氏らは10州のメディケア請求データを分析。その結果、糖尿病患者7万8,792人のうち10.9%に過剰治療(HbA1c値6.5%未満もメトホルミン以外の治療薬を服用と定義)が疑われ、特に75歳以上のメディケイド受給者で多かった。過剰治療を受ける患者で減薬や休薬したのは14%。また、治療が不十分なメディケイド受給の患者は6.9%であった。(HealthDay News 2017年9月21日)

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ルーワイ胃バイパス術で減量体重と2型糖尿病寛解を長期に維持――米研究

重度肥満患者がルーワイ胃バイパス術(RYGB)を受けると、減量体重と2型糖尿病の寛解を長期にわたり維持できる可能性があるとの研究結果が「New England Journal of Medicine」9月21日号に掲載された。

米Intermountain Live Well Center Salt LakeのTed D. Adams氏らは、重度肥満患者1,156人を(1)RYGB施行群(418人)と(2)検討したが手術を行わなかった群(417人)、(3)手術を検討しなかった群(321人)の3群に分けて12年間追跡。その結果、12年後の体重の平均変化はRYGB群-35.0kgに対し(2)群が-2.9 kg、(3)群が0 kg。RYGB群の2型糖尿病寛解率は12年後も51%であった。(HealthDay News 2017年9月20日)

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塩分の取り過ぎで糖尿病の発症リスクが高まる可能性――EASD 2017

食塩の摂取量が多い成人は糖尿病を発症するリスクが高い可能性があるとの研究結果が、第53回欧州糖尿病学会議(EASD 2017、9月11~15日、リスボン)で発表された。

カロリンスカ研究所(スウェーデン)のBahareh Rasouli氏は、2型糖尿病患者1,136人、成人潜在性自己免疫性糖尿病(LADA)患者355人と、糖尿病のない健康な対照群(1,379人)のデータを解析。その結果、1日当たりのナトリウム摂取量が1g(食塩約2.5gに相当)増えるごとに2型糖尿病リスクが65%増加したほか、食塩摂取量が少ない群(6g未満/日)と比べて多い群(7.3g/日以上)では2型糖尿病リスクが72%、LADAリスクが約2倍に増加した。(HealthDay News 2017年9月14日)

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