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中年期の喫煙や糖尿病、高血圧などの心血管リスク因子が認知症と関連――米研究

中年期の喫煙や糖尿病、高血圧などの心血管リスク因子は、その後の認知症リスクを高めるとの研究結果が「JAMA Neurology」8月7日電子版に掲載された。

米ジョンズ・ホプキンズ大学のRebecca F. Gottesman氏らは、動脈硬化リスクを検討する前向きコホート研究(ARIC研究)の参加者のうち、1987~1989年に44~66歳だった1万5,744人を対象に、2015~2016年まで前向きに追跡した。その結果、1,516人が認知症を発症した。アフリカ系人種、高齢、低学歴、APOEε4遺伝子のほか、中年期の喫煙、糖尿病、高血圧前症および高血圧が認知症のリスク因子であることが分かった。(HealthDay News 2017年8月9日)

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Stomach

胃バイパス術による全死亡率の低減効果に糖尿病の有無で差――米研究

手術時に糖尿病がある患者では、ルーワイ胃バイパス術(RYGB)により全死亡率は有意に低下するが、糖尿病を持たない患者では全死亡率の有意な低下はみられないとする研究結果が「Diabetes Care」7月31日電子版に掲載された。

米ガイジンガークリニックのMichelle R. Lent氏らは、2004~2015年のRYGB施行患者2,428人(糖尿病患者625人、非糖尿病患者1,803人)と手術時の年齢やBMI、糖尿病の有無などをマッチさせた手術を行わない対照群を対象に約6~7年間追跡。その結果、糖尿病患者では、対照群と比べてRYGB群で全死亡率が有意に低下したが、非糖尿病患者では両群間に有意差はみられなかった。(HealthDay News 2017年8月7日)

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Kidneys

慢性腎臓病患者の嗅覚障害は栄養状態に影響する――米研究

慢性腎臓病(CKD)や末期腎不全(ESRD)の患者は嗅覚障害が起こりやすく、栄養状態に影響を及ぼすとの研究結果が「Journal of the American Society of Nephrology」8月3日電子版に掲載された。

米マサチューセッツ総合病院のSagar U. Nigwekar氏らは、CKD患者36人、ESRD患者100人および対照群25人を対象に嗅覚機能検査を行い、栄養状態との関連を調べた。その結果、対照群と比べてCKDおよびESRD患者群は臭気同定検査の平均スコアが低かった。また、臭気同定検査スコアの低下は主観的包括的アセスメント(SGA)スコア(栄養障害の指標)上昇とTC、LDL-C、アルブミンの各値の低下と関連した。(HealthDay News 2017年8月4日)

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Pancreas Cross Section Real Human Anatomy - on blue background

2型糖尿病と慢性膵炎に伴う続発性糖尿病に共通した膵α細胞機能障害――ドイツの研究

2型糖尿病患者と慢性膵炎に伴う続発性糖尿病患者には、経口ブドウ糖負荷時および低血糖時において共通した膵α細胞機能障害が認められるとの研究結果が「Diabetes Care」7月27日電子版に掲載された。

St. Josef病院(ドイツ)のLena Mumme氏らは、慢性膵炎に伴う続発性糖尿病患者10人と2型糖尿病患者13人、健康な対照群(10人)を対象に低血糖クランプ試験と経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)を行った。その結果、糖尿病患者群はいずれも対照群と比べてOGTT時の血糖値が高く、インスリンおよびCペプチドの血中濃度は低下し、膵α細胞からのグルカゴン分泌抑制が障害されていた。(HealthDay News 2017年8月2日)

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膵島アミロイド沈着が2型糖尿病の発症と関連する可能性――米研究

多くの2型糖尿病患者にみられる膵島アミロイドポリペプチド(islet amyloid polypeptide;IAPP)と呼ばれる蛋白質の沈着は、2型糖尿病の発症や進展と関連するとの研究結果が「Journal of Experimental Medicine」8月1日電子版に掲載された。

米テキサス大学健康科学センターのClaudio Soto氏らがマウスにIAPPを投与したところ、膵β細胞死や高血糖などの2型糖尿病様の症状が現れた。次に、健康なボランティアから採取して培養したヒト膵臓組織にIAPPを投与したところ、IAPPはヒト膵臓組織に沈着することが確認されたという。(HealthDay News 2017年8月1日)

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Woman taking blood sample for measuring sugar level

妊娠糖尿病患者では血糖自己測定のアドヒアランスが低い――仏研究

新たに妊娠糖尿病と診断された患者のうち、必要な血糖自己測定(SMBG)を8割以上行った患者は約60%に過ぎないとの研究結果が「Diabetes Care」7月18日電子版に掲載された。

仏パリ大学のEmmanuel Cosson氏らが、新規の妊娠糖尿病患者91人を対象に13±3日間追跡した結果、必要なSMGBを8割以上行った患者は61.5%で、コンプライアンス不良には糖尿病の家族歴などが関連していた。また、患者の23.1%では手帳と測定器の記録の一致率が90%未満であった。さらに、アドヒアランス不良は子癇前症の発症率上昇と、不適切な測定タイミングは出産時のHbA1c高値と関連した。(HealthDay News 2017年8月1日)

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Male liver anatomy

糖尿病と代償性肝硬変を併発した患者は家庭医と専門医の双方を受診すべき? ――米研究

糖尿病と代償性肝硬変を併発した患者では、プライマリケア医だけでなく専門医の治療を受けた方が転帰は良好であるとする研究結果が「Diabetes Care」7月26日電子版に掲載された。

米ノースカロライナ大学のTsai-Ling Liu氏らは、糖尿病と代償性肝硬変を併発した患者1万8,359人を対象に、受診した医師の専門で(1)プライマリケア医のみ(2)消化器または内分泌専門医のみ(3)その両者(4)未受診の4群に分けて転帰との関連を調べた。その結果、プライマリケア医と専門医の双方を受診した患者は、プライマリケア医のみを受診した患者と比べて非代償性肝硬変と入院のリスクが低下することが分かった。(HealthDay News 2017年7月31日)

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Wooden bowl with mixed nuts on white table. Healthy food and snack. Walnut, pistachios, almonds, hazelnuts and cashews.

クルミの摂取が食欲低下や脳の右島皮質の活性化と関連する――米研究

クルミを短期間摂取すると空腹感と食欲が低下するほか、脳の右島皮質(right insula)の活性が高まり、高脂肪食や高カロリー食の摂取量が抑えられる可能性があるとの研究結果が「Diabetes, Obesity and Metabolism 」7月17日電子版に掲載された。

米ベス・イスラエル・ディーコネス医療センターのOlivia M. Farra氏らは、成人の肥満患者10人を対象に、クルミ48g/日またはプラセボをランダムに各5日間(ウォッシュアウト期間は1カ月)摂取させて機能的MRI(fMRI)で脳機能を解析。その結果、クルミの摂取は視覚的アナログ尺度(VAS)で評価した空腹感と食欲の低下と右島皮質の活性化と関連した。(HealthDay News 2017年7月28日)

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4.1.1

「週3~4回」の適度な飲酒で糖尿病リスクが低下する? ――デンマークの研究

飲酒による2型糖尿病のリスク低減には「飲酒の頻度」が重要であるとの研究結果が「Diabetologia」7月27日電子版に掲載された。

南デンマーク大学国立公衆衛生研究所教授のJanne Tolstrup氏らは、2007~2008年の健康調査に参加した成人7万6,484人を対象に、飲酒習慣や健康状態を尋ねた後、2012年まで(中央値4.9年)追跡した。その結果、飲酒習慣が全くない人と比べて、男性では週14杯、女性では週9杯飲酒をする人で最も2型糖尿病リスクが低かった(リスク低下率は各43%、58%)。また、飲酒の頻度が「週に1日未満」の人と比べて、「週に3~4日」の人では2型糖尿病リスクが男性では27%、女性では32%低下した。(HealthDay News 2017年7月28日)

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10歳代のメタボリック症候群に血清γ-グルタミルトランスフェラーゼが関連――韓国の研究

10歳代のメタボリック症候群に血清γ-グルタミルトランスフェラーゼ(GGT)が関連するとの研究結果が、「Journal of Diabetes Investigation」7月25日電子版に掲載された。

建国大学医療センター(韓国)のJae-Min Park氏らは、2010~2011年の国民健康栄養調査に参加した10~18歳の若年者1,618人を対象に、血清GGT値の第3四分位数をカットオフ値として層別化し解析した。その結果、血清GGT値上位群では、心血管代謝指標の各平均値が有意に高かった。男児のHDL-C低値、女児の血圧上昇を除いて同上位群では下位群と比べてメタボリック症候群とその構成因子のオッズが有意に高かった。(HealthDay News 2017年7月27日)

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