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水分摂取を増やしてもCKD患者の腎機能低下は抑制できない――カナダの研究

慢性腎臓病(CKD)患者は水分摂取量を増やしても、腎機能の低下速度に有意な変化はみられないとする研究結果が「Journal of the American Medical Association(JAMA)」5月8日号に掲載された。

ロンドン健康科学センター(カナダ)のWilliam F. Clark氏らは、24時間尿量が3L未満のステージ3のCKD患者631人を対象に、水分摂取量を増やすように指導する群(水分摂取群、316人)と普段の水分摂取量を維持する対照群(315人)にランダムに割り付けて観察した。その結果、1年後の推算糸球体濾過量(eGFR)の平均変化量は水分摂取群が-2.2mL/分/1.73 m2、対照群が-1.9 mL/分/1.73 m2と両群間に有意な差はみられなかった。(HealthDay News 2018年5月9日)

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Senior Hispanic couple working on computer at home

コミュニティ・ヘルスワーカーの活用で2型糖尿病患者の血糖値が改善――米研究

地域住民から選ばれたボランティアのコミュニティ・ヘルスワーカー(CHW;地域保健員)が主導する糖尿病自己管理教育(DSME)は、血糖値の改善や苦痛の軽減に有用とする研究結果が「Diabetes Care」4月27日オンライン版に掲載された。

米ミシガン大学のMichael S. Spencer氏らは、血糖コントロール不良の2型糖尿病患者222人を対象に、6カ月間のCHW主導のDSME群と強化標準ケア(EUC)群にランダムに割り付け、前者はさらに12カ月間のCHWによる電話介入(CHW単独)群とピアリーダーによるグループセッションを追加する(CHW+PL)群に割り付けて観察した。その結果、EUC群と比べてCHW主導のDSME群ではHbA1c値が低下し、糖尿病による苦痛が軽減した。18カ月後もCHW+PL群ではHbA1c値の改善が、CHW単独群では苦痛の軽減がみられた。(HealthDay News 2018年5月7日)

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Kidney

2型糖尿病で女性の腎細胞がんリスク増――米研究

2型糖尿病は女性の腎細胞がん(RCC)の発症リスク増加と独立して関連する可能性があるとの研究結果が、「Diabetes Care」4月20日オンライン版に掲載された。

米ハーバード大学のRebecca E. Graff氏らは、Nurses’ Health Study(NHS)に参加した女性11万7,570人およびHealth Professionals Follow-up Study(HPFS)に参加した男性4万8,866人を対象に、1976年および1986年から2014年まで追跡し、2型糖尿病とRCCの関連を調べた。その結果、2型糖尿病の女性では、2型糖尿病のない女性と比べてRCCリスクが有意に増加し、中でも糖尿病罹病期間が5年以下の女性でこれらの関連は強かった。一方で、男性ではこれらの関連は認められなかった。(HealthDay News 2018年5月8日)

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Beautiful large woman at the university campus

初経年齢や出産歴などが過体重女性の糖尿病リスクと関連――オーストラリアの研究

初経年齢や出産歴などの生殖歴は、過体重の女性の糖尿病発症リスクと関連する可能性のあることが「Diabetes, Obesity and Metabolism」4月25日オンライン版に発表された。

クイーンズランド大学(オーストラリア)のNirmala Pandeya氏らは、女性の生殖に関する健康と慢性疾患を調査したInterLACE研究に参加した中年期女性12万6,721人を対象に、中央値で9年間追跡して初経年齢や初産年齢、出産歴、閉経の有無と糖尿病リスクとの関連を調べた。その結果、初経年齢や出産歴、初産年齢と糖尿病リスクには非線形の関連が認められた。初経年齢が13歳の女性と比べて10歳以下の女性は糖尿病リスクが18%高かった。また、こうしたリスクの上昇は過体重の女性(BMI 25以上)に限定して認められた。(HealthDay News 2018年5月3日)

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metabolic syndrome

「代謝的に健康な肥満」は心血管疾患リスクの指標にはならない――米研究

代謝的に健康な肥満(metabolically healthy obesity;MHO)は一過性のもので、将来の心血管疾患(CVD)リスクが低いことの指標にはならないとする研究結果が「Journal of the American College of Cardiology」5月1日号に発表された。

米ウェイクフォレスト大学のMorgana Mongraw-Chaffin氏らは、MESA研究(Multi-Ethnic Study of Atherosclerosis)に参加した成人6,809人を対象に、中央値で12.2年間追跡し、肥満(BMI 30以上)およびメタボリック症候群(MetS)とCVD発症率および死亡率との関連を調べた。その結果、ベースライン時のMHOはCVD発症率と有意に関連しなかったが、追跡期間中にほぼ半数がMetSを発症し、CVDリスクが上昇した。また、MetSの罹病期間が長いほどCVDリスクは上昇した。(HealthDay News 2018年5月1日)

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4.1.1

糖尿病患者は下肢切断術後の死亡率が高い――ニュージーランドの研究

糖尿病患者は下肢切断術後の死亡率が高いとする研究結果が「Diabetes Care」4月5日オンライン版に掲載された。

オタゴ大学(ニュージーランド)のJason K. Gurney氏らは、2005~2014年に糖尿病と診断され、ニュージーランド全国で登録された患者30万2,339人のコホートを対象に2014年末まで追跡し、下肢切断の発生と術後の死亡率について調べた。その結果、追跡期間中に6,352件の下肢切断が認められた(メジャー切断2,570件、マイナー切断3,782件)。メジャー切断術後の死亡率は、術後30日以内では11%超であり、90日以内では18%であった。また、術後の死亡率は、特に高齢患者と先住民のマオリ族で高かった。(HealthDay News 2018年4月27日)

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糖尿病足潰瘍患者のHbA1c値は創傷治癒と関連しない――米研究

糖尿病足潰瘍(DFU)患者のHbA1c値は創傷治癒と関連しないとする研究結果が、「Diates Care」4月16日オンライン版に掲載された。

米ジョンズ・ホプキンス大学のBetiel K. Fesseha氏らは、DFU患者270人(584病変)を対象に、前向きに4.7年間追跡したデータを後ろ向きに解析した。その結果、ベースライン時のHbA1c値と創傷治癒との間に関連はみられなかった。また、ベースライン時のHbA1c値が7.5%未満の患者では、HbA1c底値(nadir)のベースライン時からの変化が最高三分位の場合は長期の創傷治癒と関連したが、HbA1c平均値の変化は関連しなかった。一方で、ベースライン時のHbA1c値が7.5%以上の患者では、HbA1cの底値と平均値の変化は長期の創傷治癒と関連しなかった。(HealthDay News 2018年4月26日)

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2型糖尿病患者では大動脈の硬化が求心性左室リモデリングと関連――英研究

2型糖尿病患者では、大動脈の硬化(aortic stiffness)は求心性左室(LV)リモデリングと関連するとの研究結果が、「Diabetes」4月16日オンライン版に掲載された。

英レスター大学のGaurav S. Gulsin氏らは、心血管疾患のない若年(18~65歳)の2型糖尿病患者80人と年齢および性を一致させた健康な対照群20人を対象に、マルチパラメトリック心臓MRIを用いて大動脈の硬化度とLVの形状の関連を検討した。その結果、2型糖尿病患者群では、対照群と比べてLV心筋重量の増大と求心性LVリモデリングの進行、大動脈伸展性の低下が認められた。多変量回帰分析の結果、2型糖尿病患者では大動脈伸展性は求心性LVリモデリングと独立して関連した。(HealthDay News 2018年4月25日)

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Young sleeping woman and alarm clock in bedroom at home .

夜型指向性と遅めの朝食で2型糖尿病患者のBMIが上昇――タイの研究

夜型の生活を好んだり、遅めの朝食を取る2型糖尿病患者はBMIが上昇しやすい可能性を示す研究結果が、「Diabetic Medicine」4月13日オンライン版に掲載された。

マヒドン大学(タイ)のHataikarn Nimitphong氏らは、非交代制勤務の2型糖尿病患者210人を対象に、食事時間や生活時間の好み(朝型か夜型か)とBMIとの関連を調べた。その結果、夜型指向の強さと遅い朝食時間は BMIの上昇と関連したが、朝食以外の食事時間とカロリー摂取量は関連しなかった。また、夜型指向性と遅い朝食時間は有意に関連した。さらに、朝型または夜型指向性とBMIの関連には朝食時間が影響しており、例えば、朝型指向性は早い朝食時間およびBMIの低下と関連した。(HealthDay News 2018年4月24日)

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Tummy Last Hope after Lunch

簡易スクリーニングで成人の約半数が糖尿病前症と判定――米研究

米国予防医療作業部会(USPSTF)が推奨する、年齢と体重区分による簡易な糖尿病スクリーニングにより、糖尿病と診断されていない米国成人の約半数が糖尿病前症と判定されたとの研究結果が「Journal of General Internal Medicine」4月12日オンライン版に掲載された。

米ノースウェスタン大学のMatthew J. O’Brien氏らは、糖尿病と診断されていない成人3,643人を対象に、糖尿病スクリーニング基準を「40~70歳」と「過体重または肥満」に限定した場合とリスク因子(糖尿病家族歴など)を加えた場合の診断精度を比較した。その結果、糖尿病と診断されていない成人の49.7%が血糖異常(糖尿病前症)と判定された。簡易基準の感度は47.3%、特異度は71.4%であり、リスク因子を加えると感度は高く、特異度は低かった(各76.8%、33.8%)。(HealthDay News 2018年4月23日)

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