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糖尿病患者の重症低血糖が心血管イベントや全死亡リスクと関連――米研究

糖尿病患者では、重症低血糖は心血管イベントや全死亡のリスク上昇と関連するとの研究結果が、「Diabetes Care」11月10日オンライン版に掲載された。

米ジョンズ・ホプキンズ大学ブルームバーグ公衆衛生大学院のAlexandra K. Lee氏らは、Atherosclerosis Risk in Communities(ARIC)研究に参加した糖尿病患者1,209人のデータを解析した(追跡期間の中央値は15.3年)。その結果、重症低血糖は冠動脈疾患と全死亡、心血管死、がん死のリスク上昇と関連したが、脳卒中と心不全、心房細動、心血管やがん以外による死亡のリスクとの間に関連はみられなかった。(HealthDay News 2017年11月30日)

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世界のがんの約6%は過体重と糖尿病が原因――世界175カ国のデータを解析

2012年に世界175カ国で新たに発症したがんの5.6%は糖尿病と過体重や肥満が原因であり、年間で79万2,600件に上るとする研究結果が、「The Lancet Diabetes & Endocrinology」11月28日オンライン版に掲載された。

英インペリアル・カレッジ・ロンドンのJonathan Pearson-Stuttard氏らは、2012年の世界175カ国における12種類のがんに関するデータを分析し、糖尿病と過体重や肥満(BMI 25以上)との関係を調べた。その結果、2012年に発症したがんの約2%(28万100件)は糖尿病が、約4%(54万4,300件)は過体重や肥満が原因であることが分かった。(HealthDay News 2017年11月29日)

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Tractor spraying soybean field at spring

内分泌かく乱物質への曝露量の差が糖尿病リスクに影響か――米研究

糖尿病に関連する環境ホルモン(内分泌かく乱物質;EDC)への曝露量の差は人種や民族、社会経済的な糖尿病リスクの差をもたらしている可能性を示す研究結果が、「Diabetes Care」11月15日オンライン版に掲載された。

米シカゴ大学のDaniel Ruiz氏らは、1966~2016年に公表された化学物質への曝露量と代謝性疾患の発症との関連を調べた論文を抽出し、EDCへの曝露量と糖尿病リスクとの関係を分析。その結果、多くの研究で、特に低所得者やラテン系住民、アフリカ系米国人でポリ塩化ビフェニル(PCB)や有機塩素系農薬、大気汚染物質、ビスフェノールA(BPA)、フタル酸エステルなどへの曝露量が有意に多かった。(HealthDay News 2017年11月29日)

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糖尿病患者の心血管疾患による入院率は低下傾向――米研究

米国では1998年以降、糖尿病の有無にかかわらず心血管疾患(CVD)による入院率は低下しているとの研究結果が「Diabetes Care」11月17日オンライン版に掲載された。

米疾病対策センター(CDC)のNilka Ríos Burrows氏らは、1998~2014年の全米入院患者データを用いて、35歳以上のACS、不整脈、心不全、脳出血または脳梗塞患者の入院率を糖尿病の有無別に推計した。その結果、糖尿病のない患者の不整脈を除き、糖尿病の有無にかかわらずCVDによる入院率は有意に低下していた。また、糖尿病患者のCVDによる入院率は糖尿病のない患者と比べて2~4倍であった。(HealthDay News 2017年11月28日)

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4.1.1

シナモンの摂取が肥満対策に有用な可能性――米研究

シナモンに含まれるシンナムアルデヒド(CA)がマウスおよびヒトの脂肪細胞におけるエネルギー燃焼に関与し、肥満対策に有用な可能性があるとする研究結果が「Metabolism」12月号に掲載された。

米ミシガン大学のJuan Jiang氏らは、初代培養マウス脂肪細胞にCA添加後の細胞自立性反応を評価し、また、分化したヒト脂肪幹細胞にCAを添加し、CAを介したシグナル伝達がみられるかどうかを調べた。その結果、CAはマウス脂肪細胞のPKAシグナル伝達を活性化し、熱発生遺伝子の発現量が増加した。また、民族や年齢、BMIが異なるヒト由来の脂肪幹細胞においてもCAの短期および長期的な効果が認められた。(HealthDay News 2017年11月27日)

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乾癬の重症化で2型糖尿病リスクが上昇か――英国の一般住民データを解析

乾癬患者は乾癬のない人と比べて2型糖尿病を発症するリスクが高く、乾癬の重症度が高いほどそのリスクは上昇する可能性があるとの研究結果が「Journal of the American Academy of Dermatology」11月8日オンライン版に掲載された。

米ペンシルベニア大学のJoel Gelfand氏らは、英国一般住民のうち成人の乾癬患者8,124人と乾癬のない7万6,599人を前向きに約4年間追跡した。その結果、乾癬のない人と比べて軽症患者群(BSAが2%以下)では2型糖尿病リスクは21%、重症患者群(同10%超)では64%それぞれ高かった。重症患者ではBSAが10%増えるごとに2型糖尿病リスクは20%上昇した。(HealthDay News 2017年11月20日)

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4.1.1

脊髄刺激療法は糖尿病神経障害の疼痛緩和に有効――オランダの研究

脊髄刺激療法(SCS)が有痛性の糖尿病性多発神経障害(PDPN)患者における慢性疼痛の症状緩和に有効とする研究結果が、「Diabetes Care」11月6日オンライン版に掲載された。

マーストリヒト大学医療センター(オランダ)のMaarten van Beek氏らは、PDPN患者48人を前向きに5年間追跡した多施設共同研究を行い、疼痛や合併症などへのSCSの長期的な有効性を検討した。その結果、5年後には対象患者の55%で治療が成功し、80%は植え込み型のSCSデバイスを継続使用していた。SCS期間の中央値は60カ月で、追跡期間中のミシガン糖尿病性神経障害スコアが高いほど治療の失敗率が高かった。(HealthDay News 2017年11月20日)

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軽症~中等症の糖尿病網膜症患者で転倒リスク上昇――シンガポールの研究

アジア人の軽症~中等症の糖尿病網膜症(DR)患者は転倒リスクが高いほか、糖尿病自己管理の困難さがDR重症度と関連するという2件の研究結果が「JAMA Opthalmology」11月16日オンライン版に掲載された。

シンガポール国立眼科センターのPreeti Gupta氏らが、眼疾患疫学研究に参加した9,481人を対象に事後解析を行った結果、DRのない糖尿病患者と比べて軽症~中等症のDR患者は転倒リスクが有意に高かった。また、同センターのRyan Eyn Kidd Man氏らの2型糖尿病患者361人を対象とした横断研究により、血糖や血圧、脂質の各値にかかわらず自己管理を困難に感じる患者ほどDRの重症度が高いことが分かった。(HealthDay News 2017年11月17日)

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中等度以上の慢性腎臓病患者、強化降圧治療のベネフィットなし――米研究

収縮期血圧(SBP)の降圧目標を120mmHg未満とする強化降圧治療は、病期が中等度以上の慢性腎臓病(CKD)患者では有益性はほとんどないとする研究結果が、「Journal of Internal Medicine」10月16日オンライン版に掲載された。

米カリフォルニア大学アーバイン医療センターのYoshitsugu Obi氏らがSPRINT試験の事後解析を行った結果、推算糸球体濾過量(eGFR)が低値なほど強化降圧治療による心血管へのベネフィットは減弱したが、急性腎障害(AKI)リスクへの悪影響は変わらなかった。eGFR値が45mL/分/1.73m2未満の患者(891人)は強化降圧治療を受けても心血管イベントは低減せず、AKIは増加した。(HealthDay News 2017年11月17日)

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2型糖尿病のアフリカ系米国人女性はER陰性乳がんリスクが高い――米研究

2型糖尿病のアフリカ系米国人女性はエストロゲン受容体(ER)陰性乳がんの発症リスクが高く、非肥満者で特にリスクが高いとする研究結果が「Cancer Research」11月15日オンライン版に掲載された。

米ボストン大学スローン疫学センターのJulie R. Palmer氏らは、1995年にBlack Women’s Health Studyに参加した黒人女性のデータを解析。84万7,934人年の追跡期間中に1,851人が浸潤性乳がんを発症した(ER陽性914人、ER陰性468人)。その結果、2型糖尿病患者は2型糖尿病がない女性と比べて全乳がん発症リスクは1.18倍で、特にER陰性乳がんリスクは1.43倍であった。(HealthDay News 2017年11月15日)

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