Woman exercising with dumbbells.

持久性運動と高強度で間欠的な運動はどちらが肥満者の体組成改善に有効か? ――オーストラリアの研究

中強度持続性トレーニング(MICT)と高強度インターバルトレーニング(HIIT)はいずれも短期間で過体重者や肥満者の体組成を改善するとの研究結果が、「Obesity Reviews」4月11日電子版に掲載された。

ニューサウスウェールズ大学(オーストラリア)のWewege氏らは、18~45歳の過体重者または肥満者を対象にMICTとHIITの効果を比較した13件の研究を対象にメタアナリシスを行った。その結果、MICT、HIITのいずれも平均週3回、10週間行うと全身脂肪量とウエスト周囲長が有意に減少した。体組成測定値には両群間で有意な差はなく、HIITはより少ない運動時間で改善効果が得られた。(HealthDay News 2017年4月17日)

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糖尿病は依然として世界的な脅威――米国とスウェーデンの研究

「New England Journal of Medicine」4月13日号には糖尿病に関する研究論文が2報掲載された。米ノースカロライナ大学のMayer-Davis氏らの研究によると、米国では2002~2012年に小児の1型糖尿病、2型糖尿病の発症率はともに増加傾向にあった。これらの年間増加率は白人に比べて人種的・民族的マイノリティで高かったという。

一方で、ヨーテボリ大学医学研究所(スウェーデン)のRawshani氏らの研究によると、1998~2014年に成人の1型糖尿病患者および2型糖尿病患者における心血管疾患の発症率と死亡率は低下していた。しかし、糖尿病患者におけるこれらの発症率は対照群に比べて依然として高かった。(HealthDay News 2017年4月13日)

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Kidneys

腎機能の低下は心血管疾患死と強く関連する――米研究

慢性腎臓病(CKD)が進行し、腎機能の指標である糸球体濾過量(GFR)区分が低下すると心血管疾患死と強く関連することが、「Journal of the American Society of Nephrology」4月13日電子版に掲載の論文で報告された。

米ワシントン大学(シアトル)のThomas氏らが、1990~2013年に188カ国で行われた6回の調査データを解析した結果、2013年ではGFR区分の低下〔3a(軽度~中等度低下)から末期腎不全(ESRD)〕は世界中の死亡例の4%に当たる2200万人の死亡(このうち1200万人は心血管疾患死、96万例はESRD関連死)と関連することが分かった。(HealthDay News 2017年4月14日)

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4.1.1

インスリン抵抗性は認知機能低下の予測因子――フィンランドからの報告

空腹時インスリン値の上昇やインスリン抵抗性の増大は言語流暢性低下の予測因子であるとの研究結果が、「Diabetes Care」4月5日電子版に掲載された。

トゥルク大学(フィンランド)のEkblad氏らは、11年間追跡した住民ベースの大規模な健康診断調査データ(参加者3,695人、ベースライン時の平均年齢49.3歳、女性が55.5%)を用いて、HOMA-IR、空腹時のインスリン値および血糖値、HbA1c、hs-CRPの認知機能の予測能を評価。その結果、ベースライン時のHOMA-IR高値と空腹時インスリン高値は言語流暢性の低下と有意に関連した。空腹時血糖値とhs-CRP値は認知機能と関連しなかった。(HealthDay News 2017年4月10日)

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Annoyed young teen with folded arms

2型糖尿病を合併した若年肥満患者における尿中代謝産物の特徴とは?――米国内分泌学会(ENDO)

2型糖尿病を合併した若年の肥満患者では、尿中代謝産物にある顕著な特徴がみられることが、4月1~4日に開かれた第99回米国内分泌学会(ENDO)年次集会で報告された。

デューク大学医療センターのBalikcioglu氏らは、小児肥満・糖尿病外来を受診した8~18歳のアフリカ系米国人33人を対象に24時間尿を採取し分析した。その結果、尿中から187種類の代謝産物が同定された。2型糖尿病をもつ肥満患者では糖尿病をもたない患者に比べて、ミトコンドリア呼吸鎖異常症と関連する3種類の代謝産物レベルが有意に高く、セロトニン代謝産物のレベルは有意に低いことがわかった。(HealthDay News 2016年4月6日)

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4.1.1

副腎皮質ステロイドの使用はメタボリック症候群のリスク増加と関連する――米国内分泌学会(ENDO)

副腎皮質ステロイド(CS)の使用はメタボリック症候群のリスク増加とBMI値の上昇と関連するとの研究結果が、4月1~4日に開かれた第99回米国内分泌学会(ENDO)年次集会で発表された。

エラスムス医療センター(オランダ)のSavas氏らは、Lifelines cohort studyに参加した14万879人を対象に、CS使用とメタボリック症候群、BMIとの関連を調べた。対象者の10.9%がCSを使用中であった。解析の結果、非使用者に比べてCS使用者ではメタボリック症候群となるオッズとBMI値が高く、この関連性は男性よりも女性で強かった。CSは全身投与、局所投与ともにメタボリック症候群のリスク増加と関連した。(HealthDay News 2017年4月5日)

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16年間のBMI最大値は全死亡リスクの増加と関連する――米研究

16年間の追跡期間中におけるBMI最大値は全死亡リスクの増加と関連するとの研究結果が、「Annals of Internal Medicine」4月4日電子版に掲載された。

米ハーバード大学T.H.チャン公衆衛生大学院のYu氏らは、医療従事者を対象とした3つのコホート研究(NHSⅠおよびⅡ、HPFS)に参加した22万5,072人を平均12.3年間追跡した。その結果、追跡期間中のBMI最大値が過体重、肥満、高度肥満であると全死亡リスクの増加と関連した。その超過死亡リスクは70歳未満と非喫煙者で顕著であった。一方で、BMIをベースライン時点の測定値と定義すると、過体重と死亡率との間には負の関連が認められた。(HealthDay News 2017年4月4日)

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Cholesterol plaque in artery

ステント留置後のDAPT中断率に糖尿病の有無で差――米研究

薬剤溶出型ステント留置による経皮的冠動脈インターベンション(PCI)後の2剤併用抗血小板療法(DAPT)の中断率は、非糖尿病患者に比べて糖尿病患者で有意に低いとの研究結果が、「JACC: Cardiovascular Interventions」4月10日号に掲載された。

米マウントサイナイ医療センターのFaggioni氏らは、PARISレジストリー参加者のうちステント留置後にDAPTを受けた糖尿病患者1,430人と非糖尿病患者2,777人を2年間追跡した。その結果、非糖尿病患者に比べて糖尿病患者ではおもに医師の指示によるDAPTの累積中断率(1年間以上)が有意に低かった(50.1%対55.4%、P<0.01)。(HealthDay News 2017年3月29日)

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高血糖の遺伝的素因があると冠動脈疾患リスクが上昇する――米研究

高血糖の遺伝的素因は、2型糖尿病やその他の冠動脈疾患(CAD)リスク因子とは独立してCADリスクを増加させるとの研究結果が、「Diabetes Care」3月15日電子版に掲載された。

米マサチューセッツ総合病院のMerino氏らは、空腹時血糖(FG、非糖尿病者13万3,010人)およびCAD(症例6万3,746人、対照13万681人)に関するゲノムワイド関連解析のメタアナリシス結果をもとに12種類のFG上昇遺伝子変異を解析した。その結果、FG値18mg/dL増加ごとのCADオッズは1.43(その他のCADリスク因子を考慮すると1.33)であった。一方で、12種類のFG上昇遺伝子変異は2型糖尿病リスクを増加させなかった。(HealthDay News 2017年3月27日)

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Cropped view of italian 7 months pregnant woman massaging her back. Horizontal shape, side view, copy space

妊娠中のイノシトール補充で妊娠糖尿病リスクは低減しない――アイルランドからの報告

糖尿病の家族歴をもつ妊婦が妊娠初期にイノシトールを補充しても妊娠糖尿病の発症率は低減しないとの研究結果が、「Diabetes Care」3月21日電子版に掲載された。

Coombe Women & Infants大学病院(アイルランド)のFarren氏らは、糖尿病の家族歴がある女性240人を対象に、初回妊婦検診時に(1)ミオイノシトール1,100mg+D-カイロイノシトール27.6g+葉酸400mcg摂取群と(2)対照群(葉酸のみ)にランダムに割り付けて妊娠24週および28週に経口ブドウ糖負荷試験を行った。その結果、妊娠糖尿病発症率に両群間で差はみられず(23.3%対18.3%)、平均空腹時血糖値は両群とも81mg/dLだった。(HealthDay News 2017年3月24日)

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