Patient is telling doctor about his health problems. He is having pain in his chest.

2型糖尿病患者のフォローアップ費用、血糖自己測定の導入で大幅減――フィンランドの研究

フィンランドの2型糖尿病患者では、HbA1cフォローアップ検査費用のうち交通費と時間的コストが約2割を占めており、血糖自己測定の導入で年間コストは大幅に削減できる可能性を示す研究結果が「International Journal of Medical Informatics」7月号に掲載された。

東フィンランド大学(フィンランド)のAapeli Leminen氏らは、地域の医療情報データベースを用いて、フォローアップ検査費用を評価するモデルを開発し、血糖自己測定やオンラインFB導入によるコストへの影響を検討した。その結果、2型糖尿病患者9,070人のフォローアップ検査にかかる年間平均費用は総額で297ドル(約3万3千円)であり、21%が交通費と時間的コストだった。検査の半分を血糖自己測定にすると費用総額は57%減少した。(HealthDay News 2018年7月6日)

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american dollars in the hands

糖尿病医療費は2013年には1996年の約3倍に増大――米研究

米国の糖尿病医療費は、2013年には総計で1010億ドル(約11兆2000億円)と1996年に比べて約3倍に増大したとする研究結果が「Diabetes Care」6月22日オンライン版に掲載された。

米ワシントン大学のEllen Squires氏らは、米保健指標評価研究所のデータベースを用いて1996~2013年の糖尿病医療費を推計した。その結果、糖尿病医療費の総計は、1996年の370億ドル(約4兆1000億円)から2013年には1010億ドルまで増大した。2013年の医療費のうち処方薬関連が最も多く(57.6%増)、外来診療費(23.5%増)が続いた。調査期間中に薬剤費は327%増加し、有病率や受診率の増加、薬剤費の増大などが理由に挙げられた。(HealthDay News 2018年7月5日)

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労働時間が週45時間以上で女性の糖尿病リスク上昇か――米研究

労働時間が週45時間以上の女性は、週35~40時間の女性に比べて2型糖尿病の発症リスクが上昇する可能性があるとする研究結果が「BMJ Open Diabetes Research and Care」7月2日オンライン版に掲載された。一方で、男性ではこうした関連はみられなかった。

カナダ職業衛生研究所のMahée Gilbert-Ouimet氏らは、2003年のカナダ地域保健調査に参加したオンタリオ州に在住する35~74歳の労働者7,065人を対象に12年間追跡して解析した。追跡期間中に10%が2型糖尿病を発症した。年齢や婚姻状況、シフト勤務などの複数の因子で調整して解析した結果、女性では2型糖尿病リスクは週35~40時間に比べて週45時間以上では1.63倍であった。(HealthDay News 2018年7月3日)

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余暇の座位時間長いとがんや糖尿病、CVDによる死亡リスク上昇――米研究

テレビ視聴などの余暇の座位時間が長いと全死亡やがん、糖尿病、心血管疾患(CVD)などで死亡するリスクが上昇する可能性を示す研究結果が「American Journal of Epidemiology」6月26日オンライン版に掲載された。

米国がん協会(ACS)のAlpha V. Patel氏らは、CPS-II Nutrition Cohortの登録時に重大な慢性疾患のない男女12万7,554人のデータを解析した。1993年から21年間の追跡期間中に4万8,784人が死亡した。解析の結果、余暇の座位時間が長い人(1日6時間以上)は、1日3時間未満の人と比べて全死亡、CVD、がん、糖尿病、腎疾患、自殺、COPD、誤嚥性肺炎、消化器疾患、パーキンソン病、アルツハイマー病などによる死亡リスクが上昇した。(HealthDay News 2018年6月29日)

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Close-up Of Patient Hands Measuring Glucose Level Blood Test With Glucometer

2型糖尿病の血糖管理に人工膵臓が有用か――ADA 2018

自動注入インスリンポンプと持続血糖測定器(CGM)を組み合わせた「人工膵臓」は、入院中の2型糖尿病患者における血糖管理に有用とする研究結果が米国糖尿病学会(ADA 2018、6月22~26日、米オーランド)で発表され、論文が「New England Journal of Medicine」6月25日オンライン版に掲載された。

英ケンブリッジ大学代謝研究所のRoman Hovorka氏らは、インスリン治療を要する入院中の成人2型糖尿病患者136人を対象に、人工膵臓システム群(70人)またはインスリン皮下投与の対照群(66人)にランダムに割り付けて比較検討した。その結果、対照群と比べて人工膵臓群では入院中の血糖値が目標範囲内を示す時間の割合が高く、平均血糖値も有意に低かった。なお、両群ともに重症の低血糖は認められなかった。(HealthDay News 2018年6月26日)

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遺伝的リスクと生活習慣は糖尿病とCVDの独立した予測因子――英国バイオバンク研究

遺伝的リスクと生活習慣は糖尿病と心血管疾患(CVD)の新規発症の独立した予測因子だとする研究結果が「JAMA Cardiology」6月27日オンライン版に掲載された。

フローニンゲン大学(オランダ)のM. Abdullah Said氏らは、英国バイオバンク研究から得た33万9,003人のデータを用いて、対象者の遺伝的リスクを低、中、高に分けた上で、生活習慣とCVDや2型糖尿病リスクとの関連を調べた。解析の結果、遺伝的リスクと生活習慣はこれらの疾患の新規発症の独立した予測因子であった。遺伝的リスクが低く理想的な生活習慣の群と比べて、遺伝子的リスクが高い群では、不健康な生活習慣は冠動脈疾患リスク4.54倍、心房細動リスク5.41倍、高血圧リスク4.68倍、脳卒中リスク2.26倍、糖尿病リスク15.46倍と関連した。(HealthDay News 2018年6月28日)

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妊娠中の2型糖尿病と1型糖尿病、妊娠糖尿病が子どもの自閉症リスクと関連――米研究

妊娠中に母親が2型糖尿病または1型糖尿病、妊娠糖尿病(GDM)だった子どもは、自閉症スペクトラム障害(ASD)リスクが上昇する可能性を示す研究結果が米国糖尿病学会(ADA 2018、6月22~26日、米オーランド)で発表され、論文が「Journal of the American Medical Association(JAMA)」6月23日オンライン版に掲載された。

米カイザー・パーマネンテ南カリフォルニアのAnny H. Xiang氏らは、1995~2012年に妊娠28~44週で生まれた41万9,425人の出生児を対象に、後ろ向きに追跡して解析した。その結果、妊娠中に母親が糖尿病でなかった場合に比べて、母親が1型糖尿病だった子どものASDリスクは2.36倍、2型糖尿病では1.45倍、妊娠26週以前および26週以降のGDMでは各1.30倍、0.99倍であった。(HealthDay News 2018年6月26日)

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overweight women sitting on scales isolated on white

減量に取り組む肥満の思春期男女が減少――米研究

米国では1988年から2014年にかけて思春期男女の肥満率は増加した一方で、減量に取り組む若者の割合は減少しているとの研究結果が「JAMA Pediatrics」6月25日オンライン版に掲載された。

米ジョージアサザン大学のDaneisha R. Hawkins氏らは、米国民健康栄養調査(NHANES)に参加した16〜19歳の過体重者と肥満者のデータを解析した。その結果、1988〜1994年から2009〜2014年には過体重および肥満の割合は22.09%から34.03%へと増加した。一方で、減量に取り組んだ若者の割合は全体で33.68%から27.24%に減少。特に過体重の男子は36.36%から23.41%に、女子は80.24%から54.19%へと減少した。(HealthDay News 2018年6月25日)

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o-180615

ACP改訂ガイダンスが「JAMA」に掲載――HbA1c目標値の個別化などを推奨

米国内科学会(ACP)が2018年3月に改訂し公表した「妊婦を除く成人2型糖尿病患者の薬物療法によるHbA1c目標値に関するガイダンス」の詳細が「Journal of the American Medical Association(JAMA)」6月19日号に掲載された。

指針の改訂点は以下の通り。(1)2型糖尿病患者のHbA1c目標値は薬物療法の有益性と有害性、患者の希望、健康状態などを考慮して個別化する。(2)ほとんどの成人患者のHbA1c目標値は7~8%とする。(3)HbA1c値6.5%未満を達成している場合は治療強度を下げる。(3)高齢者や介護施設入所者、慢性疾患患者で期待余命が10年未満の患者の治療は、高血糖の症状を最小限に抑えるために行い、HbA1c目標値は設定しない。(HealthDay News 2018年6月20日)

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空腹時血糖値とHbA1c同時測定は未診断2型糖尿病の発見に有用――米研究

空腹時血糖値とHbA1cの同時測定は、未診断で見過ごされている2型糖尿病の発見に有用な可能性を示す研究結果が「Annals of Internal Medicine」6月19日オンライン版に掲載された。

米ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生大学院のElisabeth Selvin氏らは、ARIC研究の参加者のうちベースライン時に2型糖尿病と診断されていない1万2,268人を対象に25年間追跡した。その結果、ベースライン時に空腹時血糖値またはHbA1c値の一方に異常が認められた978人のうち、39%は同時測定でどちらも2型糖尿病の判定基準を満たしていた。解析の結果、追跡期間の最初5年間における診断の感度は54.9%、特異度は98.1%で、15年後には特異度は99.6%にまで上昇した。(HealthDay News 2018年6月18日)

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