Woman taking blood sample for measuring sugar level

経口血糖降下薬の適切な併用開始で2型糖尿病患者の転帰が改善される――米研究

経口血糖降下薬の併用療法を適切に開始すると2型糖尿病患者のHbA1c値が大きく低下し、転帰が改善されるとの研究結果が、「Diabetes, Obesity and Metabolism」2月17日電子版に掲載された。

米エビデラ社のFolse氏らは、メトホルミン服用中でインスリン使用歴のない2型糖尿病患者(HbA1c値8%以上)の仮想コホートにおいて、SU薬、DPP-4阻害薬、チアゾリジン系薬併用の開始遅れの影響を調べた。その結果、1年後のHbA1c平均値は適切に併用した患者では6.8%、併用が遅れた患者では8.2%だった。併用が遅れた場合に比べて適切に併用すると5年後の心血管イベントや下肢切断リスクが減少したが、重篤な低血糖のリスクは増加した。(HealthDay News 2017年3月10日)

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4.1.1

健康によい食品の消費を増やし、不健康な食品の消費を減らす鍵は「価格」――米調査

健康によい食品の価格を下げると消費量が増える一方で、加糖飲料やファストフードに課税するとその消費量は減少するとの調査結果が、「PLOS ONE」3月1日電子版に掲載された。

米タフツ大学のMozaffarian氏らは、23件の介入研究と7件のコホート研究を対象に、不健康な食品への課税(11研究)と健康によい食品の価格を下げた場合(19研究)の消費者の動向を調べた。その結果、野菜や果物の価格を10%下げると消費量は14%増加し、これらの価格を下げるとBMIの低下とも関連した。一方で、加糖飲料やファストフードの価格を10%上げると消費量はそれぞれ7%、3%減少することがわかった。(HealthDay News 2017年3月10日)

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4.1.1

グルテンの摂取制限で2型糖尿病リスクが増加する――米研究

食事からのグルテン摂取を制限すると2型糖尿病の発症リスクが増加するとの研究結果が、米ポートランドで3月7~10日に開かれたAHA Epidemiology and Prevention/Lifestyle and Cardiometabolic Health 2017会議で報告された。

米ハーバード大学T.H.チャン公衆衛生大学院のZong氏らは、3つのコホート研究(NHS、NHSⅡ、HPFS)から医療従事者19万9,794人を対象に30年間以上追跡した。その結果、追跡期間中に1万5,947人が2型糖尿病を発症した。参加者の多くはグルテン摂取量が1日12g未満(平均6~7g)であった。グルテン摂取量が最も少ない群(1日4g未満、全体の20%)に比べて最も多い群(同20%)では2型糖尿病の発症率が13%低かった。(HealthDay News 2017年3月9日)

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肥満でも心血管代謝系リスク因子を必ずもつとは限らない――米研究

肥満者のうち約1割は心血管代謝系のリスク因子を保有していないとする調査結果が、米国疾病予防管理センター(CDC)が発行する「Preventing Chronic Disease」3月9日号に掲載された。

米カイザー・パーマネンテ医療研究センターのNichols氏らは、過体重または肥満の米国人130万人(糖尿病患者を除く)の医療記録を用いて4つの心血管代謝系のリスク因子(血圧・TG・血糖値の上昇、LDL-C値低下)の保有状況について調べた。その結果、肥満度の上昇に伴ってリスク因子の保有率は増加したが、過体重者の18.6%、肥満者の9.6%、重度肥満者の5.8%はリスク因子を1つも保有していなかった。(HealthDay News 2017年3月9日)

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o-170309

食事因子が心血管代謝疾患による死亡と大きく関連する――米研究

米国では心臓病、脳卒中および2型糖尿病による死亡の約半数が、野菜不足や過剰な塩分などの食事因子と関連するとの研究結果が、「Journal of the American Medical Association(JAMA)」3月7日号に掲載された。

米タフツ大学フリードマン栄養科学政策学部のMicha氏らは、2012年の米国国民健康栄養調査(NHANES)のデータを用いて31万8,000件超の心血管疾患による死亡例を解析。その結果、食事因子はこれらの死亡と大きく関連し、最大の因子は過剰な塩分で(死亡例の9.5%と関連)、ナッツ類、魚介類(オメガ3脂肪酸)、野菜などの摂取不足や加工肉、加糖飲料の過剰摂取も強く関連していた(同6~9%)。(HealthDay News 2017年3月8日)

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o-170308

糖尿病の併存は慢性心不全患者の転帰を悪化させる――イタリアからの報告

慢性心不全の外来患者では、糖尿病を併存すると1年後の有害転帰のリスクが増加するとの研究結果が、「Diabetes Care」3月2日電子版に掲載された。

ヴェローナ大学(イタリア)のDauriz氏らは、慢性心不全の外来患者9,428人を対象に、糖尿病の有無が1年後の有害転帰に及ぼす影響を調べた。その結果、糖尿病をもたない患者群に比べて、糖尿病を併存した患者では全死亡、心血管死、心不全による入院の1年後の累積発症率が高かった。ベースライン時にHbA1c値を測定した患者群(2,567人)の解析から、HbA1c値の上昇と1年後の生存に関する転帰との間には独立した有意な関連が認められた。(HealthDay News 2017年3月7日)

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Sehr dicker Mann mit erheblichem Übergewicht präsentiert sich der Kamera
Fat man isolated on white

米国で積極的に減量に取り組む人が減少――減量への関心が低下?

米国では20年前に比べて肥満の割合は増加しているにもかかわらず、積極的に減量に取り組む人は減少しているとの研究結果が、「Journal of the American Medical Association(JAMA)」3月7日号に掲載された。

米ジョージア・サザン大学のZhang氏らが米国国民健康栄養調査(NHANES)のデータを解析した結果、過去1年間に減量を試みたと回答した人は1988~1994年に比べて2009~2014年では17%少なかった。減量への関心の低下は人種や性にかかわらずみられたが、とくに女性で顕著であった。また、適正体重の維持への関心がもっとも低下したのは過体重者であった。(HealthDay News 2017年3月7日)

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o-170306

若年糖尿病患者の合併症リスクが高いのは1型か2型か? ――米研究

小児期~思春期に糖尿病を発症した若年患者では、1型糖尿病患者よりも2型糖尿病患者のほうが合併症の有病率が高いとの研究結果が、「Journal of the American Medical Association(JAMA)」2月28日号に掲載された。

米コロラド公衆衛生大学院のDabelea氏は、2002~2015年に20歳未満で糖尿病を発症した若年の1型糖尿病患者1,746人(平均年齢18歳)と2型糖尿病患者272人(同22歳)を対象に解析。その結果、糖尿病腎症の有病率は2型糖尿病患者では19.9%、1型糖尿病患者では5.8%、糖尿病網膜症は各9.1%、5.6%、動脈壁硬化は各47.4%、11.6%、高血圧は各21.6%、10.1%であった。(HealthDay News 2017年3月1日)

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Seitenansicht einer dicken Frau

高齢女性では「低体重」と「腹部肥満」が死亡のリスク因子――米研究

70~79歳の高齢女性では、中心性肥満でない限りは過体重や肥満は寿命に影響しないが、低体重は死亡リスクを高めるとの研究結果が、「Journal of the American Geriatrics Society」2月23日電子版に掲載された。

米アリゾナ大学のChen氏らは、Woman’s Health Initiative(WHI)に参加した50~79歳の女性16万1,808人のデータを解析した。11年間の追跡期間中に1万8,320人が死亡した。解析の結果、低体重は死亡率増加と関連したが、過体重と軽度肥満は死亡の有意なリスク因子ではなかった。ウエスト周囲長の増加(腹部肥満)は一貫して死亡リスク増加と関連した。(HealthDay News 2017年2月24日)

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Seitenansicht einer dicken Frau

サイトメガロウイルス感染が女性の2型糖尿病や心疾患と関連――米研究

サイトメガロウイルス(CMV)に感染すると、女性では2型糖尿病や心疾患の発症リスクが高まるとの研究結果が、「Obesity」2月23日電子版に掲載された。

米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)のFleck-Derderian氏は、1999~2004年のNHANESから抽出した成人男女(20~49歳)2,532人のデータを用いて解析。その結果、寄与因子を調整した解析で、適正体重のCMV感染女性では非感染女性に比べてメタボリック症候群のリスク因子保有率が高く、HDL-C値が低下した女性やTG値が高い女性の割合が大きかった。一方で、重度肥満の女性では逆の結果が得られた。(HealthDay News 2017年2月23日)

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