2023年12月20日に開かれた中央社会保険医療協議会(中医協)総会で「有床診療所」(以下、有床診)について検討され、委員側から「有床診での医療型短期入所などのサービスを、医療的ケア児支援に活用すべき」との意見が相次いだ。.有床診の病床数は減少が続いており、特に地域で「在宅・介護施設への受け渡し」「緊急時対応、在宅医療の拠点」「終末期医療」の役割を担う有床診は、その数も割合も減っている。こうした背景から、障害福祉サービスとの連携の取組として、医療的ケア児の受入れが可能な医療型短期入所の開設を検討、またはすでに開設している有床診の割合は6.1%となっている。.このような現状を踏まえ、厚生労働省は「医療・介護・障害福祉サービスの中核である有床診の機能を支援し、有床診において訪問リハビリテーション、訪問栄養食事指導、医療型短期入所といったサービスの提供を推進するため、どのような方策が考えられるか」との論点を提示した。.それに対し、委員側からは「今後も増えるであろう医療的ケア児の支援をする有床診を積極的に支援すべき」「地域密着型の在宅の医療的ケア児等は顔なじみの医師、スタッフが大切なので、施設基準などを大胆に緩和して、減少に歯止めをかけるべき」「医療的ケア児のショートステイは普通の病院でも大変。有床診ではさらに難しいので相当踏み込んだ加点を」など、有床診における医療的ケア児支援について、診療報酬上の評価を求める意見が多く見られた。(HealthDay News 2024年1月10日).参考文献https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00233.html.Copyright © 2024 HealthDay. All rights reserved.
2023年12月20日に開かれた中央社会保険医療協議会(中医協)総会で「有床診療所」(以下、有床診)について検討され、委員側から「有床診での医療型短期入所などのサービスを、医療的ケア児支援に活用すべき」との意見が相次いだ。.有床診の病床数は減少が続いており、特に地域で「在宅・介護施設への受け渡し」「緊急時対応、在宅医療の拠点」「終末期医療」の役割を担う有床診は、その数も割合も減っている。こうした背景から、障害福祉サービスとの連携の取組として、医療的ケア児の受入れが可能な医療型短期入所の開設を検討、またはすでに開設している有床診の割合は6.1%となっている。.このような現状を踏まえ、厚生労働省は「医療・介護・障害福祉サービスの中核である有床診の機能を支援し、有床診において訪問リハビリテーション、訪問栄養食事指導、医療型短期入所といったサービスの提供を推進するため、どのような方策が考えられるか」との論点を提示した。.それに対し、委員側からは「今後も増えるであろう医療的ケア児の支援をする有床診を積極的に支援すべき」「地域密着型の在宅の医療的ケア児等は顔なじみの医師、スタッフが大切なので、施設基準などを大胆に緩和して、減少に歯止めをかけるべき」「医療的ケア児のショートステイは普通の病院でも大変。有床診ではさらに難しいので相当踏み込んだ加点を」など、有床診における医療的ケア児支援について、診療報酬上の評価を求める意見が多く見られた。(HealthDay News 2024年1月10日).参考文献https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00233.html.Copyright © 2024 HealthDay. All rights reserved.