中央社会保険医療協議会(中医協)総会は1月17日、「2024年度診療報酬改定において対応する優先度が高い技術」として177件を了承した。内訳は、新たに保険収載する技術が56件、既存の技術に対する評価の見直しが121件。うち、先進医療の技術の保険適用は、すでに実施されている5件が対象となる。.2024年度診療報酬改定で「対応する優先度が高い技術」とされた先進医療は次の通り。▽陽子線治療▽重粒子線治療▽腹腔鏡下膀胱尿管逆流防止術▽腹腔鏡下スリーブ状胃切除術及び十二指腸空腸バイパス術▽遺伝子パネル検査による遺伝性網膜ジストロフィーの遺伝子診断――となっている。.また今回、▽抗悪性腫瘍剤治療における薬剤耐性遺伝子検査▽NKT細胞を用いた免疫療法▽自家嗅粘膜移植による脊髄再生治療――の3件の技術が、有効性や効率性等が十分に示されていないことから、先進医療から削除が適切または保険導入が適切ではないと評価された。.なお、2024年度診療報酬改定に向けて、医療技術評価分科会で評価対象となった技術は全774件(新規307件、既存467件)だったが、今回改定では対応を行わない技術は597件(同250件、同347件)に上った。(HealthDay News 2024年1月31日).参考文献https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00240.html.Copyright © 2024 HealthDay. All rights reserved.
中央社会保険医療協議会(中医協)総会は1月17日、「2024年度診療報酬改定において対応する優先度が高い技術」として177件を了承した。内訳は、新たに保険収載する技術が56件、既存の技術に対する評価の見直しが121件。うち、先進医療の技術の保険適用は、すでに実施されている5件が対象となる。.2024年度診療報酬改定で「対応する優先度が高い技術」とされた先進医療は次の通り。▽陽子線治療▽重粒子線治療▽腹腔鏡下膀胱尿管逆流防止術▽腹腔鏡下スリーブ状胃切除術及び十二指腸空腸バイパス術▽遺伝子パネル検査による遺伝性網膜ジストロフィーの遺伝子診断――となっている。.また今回、▽抗悪性腫瘍剤治療における薬剤耐性遺伝子検査▽NKT細胞を用いた免疫療法▽自家嗅粘膜移植による脊髄再生治療――の3件の技術が、有効性や効率性等が十分に示されていないことから、先進医療から削除が適切または保険導入が適切ではないと評価された。.なお、2024年度診療報酬改定に向けて、医療技術評価分科会で評価対象となった技術は全774件(新規307件、既存467件)だったが、今回改定では対応を行わない技術は597件(同250件、同347件)に上った。(HealthDay News 2024年1月31日).参考文献https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00240.html.Copyright © 2024 HealthDay. All rights reserved.