毎日飲むコーヒーに加えている牛乳や非乳製品クリーマー、砂糖などが、気付かないうちに摂取エネルギー量を増やしている可能性が、新たな研究で示された。2003年から2018年にかけて、コーヒー摂取量はほとんど変わらなかったにもかかわらず、コーヒーから摂取するエネルギー量は増えており、特に非乳製品クリーマーに由来するエネルギー摂取量が大きく増加したという。米タフツ大学栄養科学・政策分野のYongyi Pan氏らによるこの研究結果は、10月19日付で「Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics」に掲載された。Pan氏は、「本研究では、コーヒーに加える非乳製品クリーマーに由来するエネルギー摂取量が、砂糖や牛乳に由来するエネルギー摂取量を上回るようになったことが示された。非乳製品クリーマーには、飽和脂肪酸を多く含み、カロリーが高いものもある。そのことが、非乳製品クリーマーに由来するエネルギー摂取量の増加を説明している可能性がある。非乳製品クリーマーは1950年代から販売されているが、近年は植物由来の製品や乳製品の代替品を求める消費者が増えたことで、人気が高まっている」とニュースリリースで述べている。今回の研究では、米国国民健康栄養調査(NHANES)に参加した20歳以上の成人3万459人を対象に、2003~2004年から2017~2018年にかけて実施された8回分の調査データを分析した。この調査では、参加者が、コーヒーやコーヒーに加えたものを含め、過去24時間に摂取した飲食物について24時間思い出し法により2日分報告していた。その結果、2003年から2018年にかけて、重量で評価した1日当たりのコーヒーの摂取量に有意な変化は認められなかったが(373 g/日→378 g/日、差4.49 g、p for trend=0.791)、コーヒーに由来するエネルギー摂取量は43 kcal/日から60 kcal/日へと有意に増加した(差17 kcal、p for trend<0.001)。2017~2018年における1日の総コーヒー摂取量378 gのうち、砂糖やミルクなどコーヒーに加えるものが40.9 gを占めていた。コーヒーに加えるものを重量ベースで見ると、牛乳(21.4 g/日)が最も多く、次いで、非乳製品クリーマー(8.1 g/日)、砂糖(4.4 g/日)の順だった。しかし、エネルギーベースで高い順に並べると、非乳製品クリーマー(18.5 kcal/日)、砂糖(16 kcal/日)、牛乳(11 kcal/日)となり、非乳製品クリーマーがコーヒーに加えるものの中で最大のエネルギー供給源になっていた。なお、2003~2004年の非乳製品クリーマーに由来するエネルギー摂取量は、1日平均7.71 kcalだった。また、コーヒーに加える非乳製品クリーマーや非乳製品ミルクなどの使用量は大幅に増加し、2003~2004年の1日平均3.65 gから2017~2018年には10.5 gとなっていた。内訳を見ると、非乳製品クリーマーは1日平均3.37 gから8 gに、非乳製品ミルクは0.27 gから2.45 gの増加だった。論文の上席著者であるタフツ大学の栄養科学・政策学教授のFang Fang Zhang氏は、ニュースリリースで、「コーヒーの摂取には、さまざまな健康上のメリットがあることが示されている。しかし、コーヒーには砂糖やクリームが加えられることが多く、その結果、添加糖や飽和脂肪酸に由来するエネルギー摂取量が増える可能性がある」と述べている。(HealthDay News 2026年10月22日) https://www.healthday.com/health-news/nutrition/non-dairy-creamers-are-secretly-adding-calories-to-your-morning-coffee Copyright © 2026 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Memorystockphoto/Adobe Stock