糖尿病や認知症など老化に伴って疾患発症が増える仕組みには、長寿遺伝子サーチュイン（SIRT1）の機能低下が共通してあることが、東京医科歯科大学血流制御内科学教授の下門顕太郎氏らの検討で明らかになった。. 全身性炎症反応、パーキンソン病、骨格筋減少の動物を用いて、炎症時におけるSIRT1のS-ニトロソ化と炎症、細胞死の関連を調べたところ、慢性および急性炎症によってSIRT1の働きが弱まり、炎症や細胞死を起こしやすくなった。この仕組みが糖尿病や認知症、パーキンソン病、骨格筋減少などに共通することも確認された。論文は「Science Signaling」11月11日電子版に掲載された。（HealthDay News 11月17日）.Copyright (c) 2014 HealthDay. All rights reserved.
