京都大学農学研究科の高橋春弥氏ら研究グループは、メタボローム解析を用いて、脂質代謝に重要なPPARαを活性化した際に肥満・糖尿病モデルマウスの血中代謝物に生じる全変動を明らかにしたと発表した。「Journal of Lipid Research」誌に2月15日掲載された論文。.フィブラート系脂質異常症薬によるPPARα活性化で生じる生体内代謝変動を解析した結果、約900種の代謝物データのうち約30種が薬剤投与によって変化することが分かった。特に血糖制御作用を持つLPC(16:0)についてみると、LPC(16:0)の発現にはPPARα活性によるホスホリパーゼA2の発現誘導が重要であり、生成したLPC(16:0)がインスリン抵抗性を生じた脂肪細胞の糖取り込み能を一部回復させることも分かった。(HealthDay News 2月23日).Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.
京都大学農学研究科の高橋春弥氏ら研究グループは、メタボローム解析を用いて、脂質代謝に重要なPPARαを活性化した際に肥満・糖尿病モデルマウスの血中代謝物に生じる全変動を明らかにしたと発表した。「Journal of Lipid Research」誌に2月15日掲載された論文。.フィブラート系脂質異常症薬によるPPARα活性化で生じる生体内代謝変動を解析した結果、約900種の代謝物データのうち約30種が薬剤投与によって変化することが分かった。特に血糖制御作用を持つLPC(16:0)についてみると、LPC(16:0)の発現にはPPARα活性によるホスホリパーゼA2の発現誘導が重要であり、生成したLPC(16:0)がインスリン抵抗性を生じた脂肪細胞の糖取り込み能を一部回復させることも分かった。(HealthDay News 2月23日).Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.