国立がん研究センターがん対策情報センターは、都道府県で2011年に確認したがん罹患数を元にした全国推計値を算出し、公表した。登録を行う都道府県の増加と精度の向上によって、今回初めて全部位と主要部位別に地域差を観察できるようになり、「日本人男性の胃がんは日本海側に多い」といった傾向がみられるようになっている。.集計の元データは1975年から行っている「地域がん登録」で、2011年は40県が登録を行った。部位別の罹患数で多かったがんは、男性では1位胃がん、2位前立腺がん、3位肺がん。前立腺がんは2010年の4位から順位を上げた。女性では1位乳がん、2位大腸がん、3位胃がんで、2010年から変化がなかった。今回初めて算出された都道府県別の標準化罹患比(実罹患数を標準集団のがん罹患率から期待される患者数で割った値)では、胃がんは日本海側で比較的多く、肝がんが西日本で多いといった傾向も明らかになった。肺がんは北海道や西日本で、乳がんは北関東や中四国で多くなっていた。(HealthDay News 4月6日).Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.
国立がん研究センターがん対策情報センターは、都道府県で2011年に確認したがん罹患数を元にした全国推計値を算出し、公表した。登録を行う都道府県の増加と精度の向上によって、今回初めて全部位と主要部位別に地域差を観察できるようになり、「日本人男性の胃がんは日本海側に多い」といった傾向がみられるようになっている。.集計の元データは1975年から行っている「地域がん登録」で、2011年は40県が登録を行った。部位別の罹患数で多かったがんは、男性では1位胃がん、2位前立腺がん、3位肺がん。前立腺がんは2010年の4位から順位を上げた。女性では1位乳がん、2位大腸がん、3位胃がんで、2010年から変化がなかった。今回初めて算出された都道府県別の標準化罹患比(実罹患数を標準集団のがん罹患率から期待される患者数で割った値)では、胃がんは日本海側で比較的多く、肝がんが西日本で多いといった傾向も明らかになった。肺がんは北海道や西日本で、乳がんは北関東や中四国で多くなっていた。(HealthDay News 4月6日).Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.