新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより、米国での心臓外科手術数が大幅に減少し、患者の転帰が悪いことが、米国胸部外科医学会(STS)年次集会(1月29~31日、バーチャル開催)で報告された。.米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)のTom C. Nguyen氏らは、STS成人心臓外科手術データベース(2018年1月1日~2020年6月30日)を照会し、国および地域レベルで手術数、傾向、転帰を調べた。COVID-19の流行については、米ジョンズ・ホプキンス大学のCOVID-19データベースを用いた(2020年2月1日~2021年1月1日)。.71万7,103人の成人心臓外科患者と2000万人強のCOVID-19患者のデータを調べた結果、成人心臓外科手術数は2019年に比べ全米で53%減少、待機的(選択的)手術は65%減少したことが判明。COVID-19の影響は、中部大西洋岸とニューイングランドで最も大きく、心臓手術全体で71%減少、待機的手術は75%減少した。COVID-19前のベースラインと比較すると、中部大西洋岸およびニューイングランドでは、単独冠動脈バイパス術でのO/E比(2020年2月1日~2021年1月1日)は最大1.48だった。.「COVID期間中に心臓手術を受けた場合、罹患率・死亡率のリスクが高まる。COVIDの我々への影響が大きいことは疑いない」とNguyen氏は述べている。(HealthDay News 2021年2月10日).https://consumer.healthday.com/pandemic-tied-to-dr….Press Release.More Information.Copyright © 2021 HealthDay. All rights reserved.
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより、米国での心臓外科手術数が大幅に減少し、患者の転帰が悪いことが、米国胸部外科医学会(STS)年次集会(1月29~31日、バーチャル開催)で報告された。.米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)のTom C. Nguyen氏らは、STS成人心臓外科手術データベース(2018年1月1日~2020年6月30日)を照会し、国および地域レベルで手術数、傾向、転帰を調べた。COVID-19の流行については、米ジョンズ・ホプキンス大学のCOVID-19データベースを用いた(2020年2月1日~2021年1月1日)。.71万7,103人の成人心臓外科患者と2000万人強のCOVID-19患者のデータを調べた結果、成人心臓外科手術数は2019年に比べ全米で53%減少、待機的(選択的)手術は65%減少したことが判明。COVID-19の影響は、中部大西洋岸とニューイングランドで最も大きく、心臓手術全体で71%減少、待機的手術は75%減少した。COVID-19前のベースラインと比較すると、中部大西洋岸およびニューイングランドでは、単独冠動脈バイパス術でのO/E比(2020年2月1日~2021年1月1日)は最大1.48だった。.「COVID期間中に心臓手術を受けた場合、罹患率・死亡率のリスクが高まる。COVIDの我々への影響が大きいことは疑いない」とNguyen氏は述べている。(HealthDay News 2021年2月10日).https://consumer.healthday.com/pandemic-tied-to-dr….Press Release.More Information.Copyright © 2021 HealthDay. All rights reserved.