所得の高さが生命維持治療の中止と関連

所得の高さが生命維持治療の中止と関連

米国の脳内出血(ICH)患者において、高所得の地域に居住している患者ほど生命維持治療を中止する可能性が高いという研究結果が、「Neurology」に1月18日掲載された。

米ニューヨーク大学ランゴン・ヘルスのKara R. Melmed氏らは、社会経済的地位別に、ICH患者の生命維持治療の中止率および死亡率の差を検討した。解析には、2017年1月~2022年12月に3つの三次医療施設のいずれかでICHの治療を受けた患者868人のレトロスペクティブデータが含まれた。

その結果、世帯所得の中央値が高い地域(郵便番号)に居住する患者は、生命維持治療の中止率および死亡率が高かった。また、黒人非ヒスパニック系の患者では、生命維持治療の中止率と退院時の死亡率が有意に低かった。年齢と臨床的重症度スコアで調整すると、所得の高い地域に居住することは、生命維持治療の中止(調整オッズ比1.88)および退院前の死亡(同1.5)と有意に関連していた。

論文の上席著者で同大学のJennifer A. Frontera氏は、「今後、臨床医はICH患者の治療にあたり、文化的・社会的要因を考慮した上で、終末期医療、特に生命維持治療の中止について話し合う必要があるかもしれない」と述べている。(HealthDay News 2024年1月24日)

https://www.healthday.com/healthpro-news/neurology/higher-income-tied-to-withdrawal-of-life-sustaining-therapies

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