家庭用発光ダイオード(LED)デバイスは、にきび(ざ瘡)治療に有効であるという研究結果が、「JAMA Dermatology」に3月5日掲載された。米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院のSherry Ershadi氏とJohn S. Barbieri氏は、軽度〜中等度のざ瘡治療における家庭用LEDデバイスの安全性と有効性に関する既存のデータを統合するため、システマティックレビューおよびメタ解析を実施した。対象者216人(年齢12〜50歳)を含む6件の研究データに基づく解析の結果、対照群と比較してLEDデバイス群は、炎症性病変(45.3%、I2=43.2%、5件の研究)、非炎症性病変(47.7%、I2=83.22%、4件の研究)、治験責任医師による全般的評価(45.7%、I2=54.85%、4件の研究)のパーセント変化が大きかった。赤色光、青色光、およびそれらを組み合わせた波長のデバイスは全て有効であった。効果は通常、使用開始から4〜12週間後に現れた。重篤な副作用は報告されなかったが、少数の患者が光線療法中の軽度の乾燥、紅斑、不快感または疼痛を報告した。著者らは、「特に赤色光と青色光を組み合わせた家庭用LEDデバイスは、ざ瘡に対し有効であり、他の市販薬や処方薬による治療を補完する可能性が高い」と述べている。なおBarbieri氏は、Honeydew Care社、Dexcel Pharma社、サノフィパスツール社との利益相反(COI)に関する情報を明らかにしている。(HealthDay News 2025年3月6日)https://www.healthday.com/healthpro-news/skin-health/at-home-light-emitting-diode-devices-safe-effective-for-acne-treatmentCopyright © 2025 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: MandicJovan/Adobe Stock
家庭用発光ダイオード(LED)デバイスは、にきび(ざ瘡)治療に有効であるという研究結果が、「JAMA Dermatology」に3月5日掲載された。米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院のSherry Ershadi氏とJohn S. Barbieri氏は、軽度〜中等度のざ瘡治療における家庭用LEDデバイスの安全性と有効性に関する既存のデータを統合するため、システマティックレビューおよびメタ解析を実施した。対象者216人(年齢12〜50歳)を含む6件の研究データに基づく解析の結果、対照群と比較してLEDデバイス群は、炎症性病変(45.3%、I2=43.2%、5件の研究)、非炎症性病変(47.7%、I2=83.22%、4件の研究)、治験責任医師による全般的評価(45.7%、I2=54.85%、4件の研究)のパーセント変化が大きかった。赤色光、青色光、およびそれらを組み合わせた波長のデバイスは全て有効であった。効果は通常、使用開始から4〜12週間後に現れた。重篤な副作用は報告されなかったが、少数の患者が光線療法中の軽度の乾燥、紅斑、不快感または疼痛を報告した。著者らは、「特に赤色光と青色光を組み合わせた家庭用LEDデバイスは、ざ瘡に対し有効であり、他の市販薬や処方薬による治療を補完する可能性が高い」と述べている。なおBarbieri氏は、Honeydew Care社、Dexcel Pharma社、サノフィパスツール社との利益相反(COI)に関する情報を明らかにしている。(HealthDay News 2025年3月6日)https://www.healthday.com/healthpro-news/skin-health/at-home-light-emitting-diode-devices-safe-effective-for-acne-treatmentCopyright © 2025 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: MandicJovan/Adobe Stock