心理的な術前リハビリテーション(プレハビリテーション)の実施により、入院期間(LOS)の短縮、疼痛、不安、抑うつ症状の4つの術後転帰が改善される可能性があるという研究結果が、「Annals of Surgery」に2月19日掲載された。米カリフォルニア大学ロサンゼルス校のAnn E. Hall氏らは、心理療法によるプレハビリテーションが術後の4つの転帰(LOS、疼痛、不安、抑うつ症状)に与える影響を検討するために、2004~2024年のランダム化比較試験(RCT)のシステマティックレビュー、メタ解析およびメタ回帰分析を実施した。文献は、MEDLINE、Embase、CENTRAL、Google Scholarから外科手術を受けた成人患者50人以上が対象とされたRCTが収集され、患者2,376人を含む20件の文献が解析対象となった。心理的プレハビリテーションとしての介入方法には、認知行動療法(70%)、支持的心理療法(25%)、アクセプタンス&コミットメント・セラピー(5%)が含まれていた。統合解析では、心理的プレハビリテーションはLOS(平均差〔MD〕-1.62日、P=0.012)、疼痛(MD-3.52、P<0.001)、不安(標準平均差〔SMD〕-1.51、P<0.001)、抑うつ症状(SMD-1.48、P=0.001)の大幅な減少と関連していた。心理療法および手術の種類は、不安を除いて有意な影響を示さなかった。著者らは「特定の術後転帰について、さまざまなモダリティや提供方法による効果の違いを評価するためにはさらなる研究が必要だが、構造化された心理学的介入を術前ケアに組み込むことが、外科手術の転帰を改善するための有望な手段であることは示された」と述べている。(HealthDay News 2025年3月25日)https://www.healthday.com/healthpro-news/mental-health/psychological-prehabilitation-boosts-patients-postsurgical-outcomesCopyright © 2025 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Adobe Stock