心拍変動バイオフィードバック(HRVB)は、物質使用症(SUD)からの回復初期段階において、ネガティブな感情、渇望、物質使用を減少させる可能性があることを示す研究結果が、「JAMA Psychiatry」に10月1日掲載された。 米マサチューセッツ総合病院のDavid Eddie氏らは、SUD治療におけるHRVBの有効性を検討した。解析には、SUD治療を希望している115人の成人が含まれ、ウェアラブルスマートパッチを使用したHRVBと通常の治療を併用する群(HRVB群)、またはHRVBを使用せず通常の治療のみを行う群(対照群)にランダムに割り付けられた。 その結果、HRVB群では8週間の介入により、ネガティブ感情(b=-0.01、z=-3.21)および渇望(b=-0.01、z=-4.60)が有意に減少した。一方、対照群ではネガティブ感情と渇望の両方が増加した。ポジティブな感情には有意差は見られなかった。HRVB群は対照群と比較して、アルコールおよび他の薬物(AOD)の使用日数の割合が有意に少なかった(オッズ比〔OR〕0.36)。渇望とその後のAOD使用との個人内関連は、HRVB治療により軽減され(OR 0.84)、HRVB群では渇望後にAODを使用する可能性が低かった(b=-0.18)。 Eddie氏は、「最新のHRVBデバイスは、ストレスや渇望の兆候を検出し、AIを用いて瞬時にバイオフィードバックを提供する。これにより、事前にリスクを回避できるようになる」と述べている。(HealthDay News 2025年10月10日) https://www.healthday.com/healthpro-news/mental-health/heart-rate-variability-biofeedback-improves-early-substance-use-disorder-recovery Abstract/Full Texthttps://jamanetwork.com/journals/jamapsychiatry/article-abstract/2839605 Copyright © 2026 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Adobe Stock