バレット食道(BE)のサーベイランスに関する推奨事項が米国消化器病学会(AGA)によって策定され、「Gastroenterology」11月号に発表された。 米コロラド大学アンシュッツ・メディカルキャンパスのSachin Wani氏らは、臨床医および患者に実践的な推奨事項を提供するため、BE患者のサーベイランスに関するエビデンスに基づくガイドラインを作成した。臨床疑問とアウトカムは、臨床医と患者にとっての重要度に応じて優先順位付けされた。 委員会は8つの推奨事項で合意した。入手可能なエビデンスに基づき、非異形成BE患者に対してはサーベイランスを条件付きで推奨した。1cm未満の円柱上皮化食道を有する患者に対しては、内視鏡によるサーベイランスを条件付きで推奨しないとされた。画像検査では、通常の白色光内視鏡単独による検査よりも、高精細白色光内視鏡と色素内視鏡の併用が強く推奨された。一方、広域上皮サンプリングによる腫瘍検出の強化や、p53やTissueCypherなどのバイオマーカーによるBEの進行予測については、推奨は行われなかった。さらに、BEの進行予防において、無治療および抗逆流手術と比較検討された結果、プロトンポンプ阻害薬(PPI)の1日1回投与が条件付きで推奨された。 Wani氏は、「今回の新しい点は、従来の『一律対応』から脱却したことである。本推奨では、リスク層別化に注目し、内視鏡検査を適切に行うことに重点を置いている。これは、検査の質が腫瘍の早期発見と患者のより良い予後につながるためである」と述べている。 なお、複数の著者がバイオ医薬品企業との利益相反(COI)に関する情報を明らかにしている。(HealthDay News 2025年10月24日) https://www.healthday.com/healthpro-news/digestive-system/recommendations-issued-for-surveillance-of-barrett-esophagus Abstract/Full Texthttps://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0016508525060135 Copyright © 2026 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Adobe Stock