2025年に改訂された米国血液学会(ASH)ガイドラインでは、新たに急性骨髄性白血病(AML)と診断された高齢者の管理に関する推奨事項が提示された。本ガイドラインは、「Blood Advances」に11月25日掲載され、米国血液学会年次総会(ASH 2025、12月6日~9日、米オーランド)で報告された。 米マイアミ大学のMikkael Sekeres氏らは、高齢者におけるAMLの治療選択について、患者、臨床医、その他の医療従事者の意思決定を支援することを目的として、エビデンスに基づくガイドラインを策定した。 委員会は、9つの重要な臨床的推奨事項について合意した。推奨事項には、新たにAMLと診断され、抗白血病療法の適応がある高齢患者に対しては、ベストサポーティブケア(best supportive care;BSC)よりも抗白血病療法を提案することが含まれる。強力な抗白血病療法の対象と判断される患者に対しては、低メチル化剤または低用量シタラビン単剤による導入療法および寛解後療法よりも、従来型の導入療法および寛解後療法が提案される。従来型の導入療法および寛解後療法、あるいは低メチル化剤または低用量シタラビンによる導入療法および寛解後療法については、ベネトクラクスとの併用が提案される。さらに、従来型の導入療法を1サイクル以上実施後に寛解を達成した患者、および同種造血幹細胞移植の適応とならない患者に対しては、追加療法を実施しないことよりも寛解後療法の実施が推奨される。FLT3遺伝子変異を有する、新たに診断されたAML患者に対しては、抗白血病療法単独よりもFLT3阻害薬を併用した抗白血病療法が提案される。また、抗白血病療法を終了したAML患者に対しては、輸血を行わないよりも赤血球輸血の実施が提案される。 Sekeres氏は、「本ガイドラインは、高齢者が治療を検討する際に医師と交わす対話の流れを反映するように作成した。最初の対話は、治療を受けるべきかどうかという点である」と述べている。(HealthDay News 2025年12月8日) https://www.healthday.com/healthpro-news/blood-disorders/ash-guidelines-updated-for-management-of-acute-myeloid-leukemia-in-older-adults Abstract/Full Texthttps://ashpublications.org/bloodadvances/article/doi/10.1182/bloodadvances.2025017934/548455/American-Society-of-Hematology-2025-guidelines-for More Informationhttps://submit.hematology.org/program/session/116491 Copyright © 2026 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Adobe Stock