線維筋痛症(FM)を有する女性では、過活動膀胱(OAB)の併存が高頻度に認められ、OABの有無がFMの症状重症度や精神・身体の併存疾患に関連しているという研究結果が、「Neurourology and Urodynamics」に12月3日掲載された。 健康科学大学(トルコ)のDuygu Kurtulus氏らは、FM患者におけるOABの有病率およびOAB併存の有無による臨床的特徴を明らかにすることを目的として、横断研究を実施した。対象は18~65歳の女性232人で、FMと診断された192人と、年齢および症状をマッチさせた非FM対照群40人であった。 その結果、OABはFM患者の62.0%、対照群の28.6%に認められた。OABを有さないFM患者と比較して、OABを有するFM患者は有意に高齢で、罹病期間が長かった。OABを有さないFM患者およびOABを有する対照群の両者と比較して、OABを有するFM患者では、広範囲疼痛指数(Widespread Pain Index)、症状重症度尺度(Symptom Severity Scale)、全身症状スコア(General Symptom Score)が有意に高かった。また、OABを有するFM患者では、精神疾患、過敏性腸症候群、肥満がより高頻度に見られた。OABとFMの症状重症度との間には中等度の相関が認められた。 著者らは、「OABを有するFM患者では、OABを有さないFM患者やOABを有する対照群と比較して、症状の重症度が高く、精神疾患および身体疾患の併存が多く、機能面にもより強い影響が示唆された」と述べている。(HealthDay News 2025年12月15日) https://www.healthday.com/healthpro-news/womens-health/overactive-bladder-prevalent-among-women-with-fibromyalgia Abstract/Full Texthttps://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/nau.70206 Copyright © 2026 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Adobe Stock