女性において、リポ蛋白(a)値が非常に高い場合、将来の心血管疾患リスクが上昇するという研究結果が、「JAMA Cardiology」に1月7日掲載された。 米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院のAsk Tybjærg Nordestgaard氏らは、女性の健康調査(WHS)に参加した女性医療従事者を対象としたコホート研究において、ベースラインのリポ蛋白(a)値のスプラインモデル、臨床的カットオフ値、パーセンタイルに基づき、30年間の心血管リスクとの関連を検討した。解析には、ベースラインのリポ蛋白(a)測定値が得られた女性2万7,748人、ならびにrs3798220の遺伝子型情報が得られたヨーロッパ系女性2万3,279人のデータが含まれた。それぞれにおいて、中央値27.8年の追跡期間中、3,707件および3,165件の主要心血管イベントが発生した。 解析の結果、リポ蛋白(a)値が30mg/dL、または75パーセンタイル(31mg/dL)を超える場合、主要心血管イベントおよび冠動脈疾患の30年間リスクが上昇することが分かった。同値が120mg/dL、または99パーセンタイル(131mg/dL)を超える場合には、脳梗塞および心血管疾患による死亡のリスク上昇との関連が認められた。さらに、120mg/dL超と10mg/dL未満を比較した場合、および99パーセンタイル超と50パーセンタイル未満を比較した場合の多変量調整ハザード比は、主要心血管イベントで1.54と1.74、冠動脈疾患で1.80と2.06、脳梗塞で1.41と1.85、心血管疾患による死亡で1.63と1.86であった。また、遺伝子型情報では、rs3798220マイナーアレル保有者で主要心血管イベントのリスクが高かった。 著者らは、「一般集団において、リポ蛋白(a)高値のスクリーニングを検討すべき可能性がある」と述べている。 なお、2人の著者がバイオ医薬品企業との利益相反(COI)に関する情報を明らかにしている。また、1人の著者がLPA遺伝子多型(rs3798220)と心血管疾患予防のためのアスピリン使用に関する特許の保有を明らかにしている。(HealthDay News 2026年1月13日) https://www.healthday.com/healthpro-news/cardiovascular-diseases/very-high-lipoproteina-levels-linked-to-future-cvd-risk-in-women Abstract/Full Text https://jamanetwork.com/journals/jamacardiology/article-abstract/2843429 Copyright © 2026 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Adobe Stock