パニック障害(PD)患者において、12週間の短時間高強度間欠的運動(BIE)プログラムは実施可能であり、ジェイコブソンの漸進的筋弛緩法(RT)よりもパニック症状の重症度低減に有効であるとする研究結果が、「Frontiers in Psychiatry」に2月8日掲載された。 サンパウロ大学(ブラジル)のRicardo Willian Muotri氏らは、運動習慣のない未治療の成人PD患者72人を対象に、BIEプログラムの実施可能性および有効性をRTと比較検討する前向きランダム化比較試験を実施した。対象者は、12週間のBIEプログラム群(37人)またはRT群(35人)にランダムに割り付けられた。また、対象者全員に同一のプラセボ薬が投与された。主要評価項目として、パニック症状の評価尺度であるPanic Agoraphobia Scale(PAS)のスコアが、ベースライン、6週、12週、24週の各時点で評価された。 その結果、経時的に両群ともPASスコアは改善したが、群×時間の交互作用は有意であり、BIE群がRT群よりも良好であった。12週時点で、BIE群のPASスコアはRT群よりも低く、この群間差は24週時点でも維持されていた。また、追跡時点においてBIE群ではパニック発作の回数が少なく、ハミルトンうつ病評価尺度(HAM-D)のスコアも低かった。 Muotri氏は、「医療従事者は、短時間高強度間欠的運動をパニック障害に対する自然で低コストな内部感覚曝露戦略として導入できる。これは臨床環境で実施する必要はなく、患者の日常生活の中に組み込むことが可能である。この手法は不安障害やうつ病のケアモデルへの統合も期待される」と述べている。(HealthDay News 2026年2月13日)https://www.healthday.com/healthpro-news/mental-health/12-week-intense-exercise-program-feasible-effective-for-panic-disorder Abstract/Full Texthttps://www.frontiersin.org/journals/psychiatry/articles/10.3389/fpsyt.2025.1739639/fullCopyright © 2026 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Adobe Stock