血清25-ヒドロキシビタミンD(25〔OH〕D)低値は、呼吸器感染症(RTI)による入院リスクの上昇と関連するという研究結果が、「The American Journal of Clinical Nutrition」2月号に掲載された。 英サリー大学のAbigail R. Bournot氏らは、英国成人を対象とした非マッチング症例対照研究において、血清25(OH)D濃度とRTIによる入院との関連を評価した。解析には3万6,258人の成人が含まれ、人種/民族の内訳は白人34%、アジア人28%、黒人19%、その他11%、混血7%であった。 解析の結果、RTIによる入院は8.5%であり、血清25(OH)D濃度の上昇は、RTIによる入院のハザード比の低下と有意に関連した(10nmol/L上昇につきハザード比0.96)。血清25(OH)D濃度で層別化すると、15nmol/L未満の群では、75nmol/L以上(基準)の群と比較して、RTIによる入院のリスクが高かった(ハザード比1.33)。15~24nmol/L、25~49nmol/L、50~74nmol/Lの各群では、統計学的に有意な関連は認められなかった。25(OH)Dと人種/民族との交互作用項は統計学的に有意ではなかった。 Bournot氏は、「ビタミンDは身体的健康に不可欠である。骨および筋の健康維持に寄与するのみならず、その抗菌特性と抗ウイルス特性が、入院に至る呼吸器感染症のリスクを低減すると考えられている。本研究は、この仮説を支持する定量的データを示している」と述べている。 なお、1人の著者がバイオ製薬企業との利益相反(COI)に関する情報を明らかにしている。(HealthDay News 2026年1月29日) https://www.healthday.com/healthpro-news/pulmonology/lower-25ohd-linked-to-higher-risk-for-respiratory-tract-infection-hospitalization Abstract/Full Texthttps://ajcn.nutrition.org/article/S0002-9165(25)00771-3/abstract Copyright © 2026 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Adobe Stock